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奨学金留学 - アメリカ2年制大学コミュニティカレッジ(コミカレ)留学

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コミカレから4年制大学への編入&奨学金プログラム説明会 東京新宿 / 大阪 / 名古屋 / オンライン(Zoom)

こんな、思い込みをしていませんか?

ウソ

  • お金が無い人は、コミカレから留学して編入したほうが経済的だ
  • 英語力が無い人は、コミカレからの進学したほうが成功しやすい
  • 名門大学には、コミカレからしか編入できない、編入しやすい

ホント

  • コミカレより安く、アメリカの4年制大学に返済不要の奨学金を貰って留学できる
  • コミカレより安く、アメリカの大学付属の英語コースから条件付き入学ができる
  • 英語力がなくてもコミカレより質の高い4年制大学から返済不要の奨学金がもらえる
  • 成績が良くなくてもコミカレより質の高い4年制大学から返済不要の奨学金がもらえる
  • アメリカの大学は、コミカレからでなくても3年次に編入できる

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アメリカの2年制大学 コミュニティカレッジ留学徹底解説

世界一の高等教育大国であるアメリカでは、大学費用が毎年上昇しています。特に4年制州立大学の費用は、州政府からの資金援助が先細りを続けていることに伴う授業料アップのため、私立大学を大きく上回る上昇率が数十年に渡って続いています。

そこで、本来であれば、4年制大学よりも安い費用で同じ大学単位を取得できる、2年制大学コミュニティカレッジ(コミカレ)への進学数が増えることが期待されます。同じ大学の単位をより安い費用で取得し、4年制大学に編入した暁には単位のほとんどを移行できるという話ですから、詳しく調べてみるまでは誰もがそう思うことでしょう。

しかしながら、実際にはそうなってはいません。

10年毎の年間授業料(Tuition and Fees)年間上昇率(インフレ調整後)

参照:Average Rates of Growth of Published Charges by Decade, College Board、2016年6月16日抽出

アメリカではコミュニティカレッジ離れが進行中

むしろ2016年現在、アメリカ人と留学生ともに、コミュニティカレッジ離れが進んでいます。特に、高校を卒業してそのままコミュニティカレッジに進学する学生層のコミュニティカレッジ離れが深刻です。

2010年から2014年の間の4年間で、コミュニティカレッジに在籍している学生数は約9%減少しています(College Board)。790万人から720万人に変化していますから、実に70万人の減少です。日本の国公立大学に在籍する学生数は約75万人ですから、日本全国の国公立大学に通う学生と約同数の学生が、たった4年間でコミュニティカレッジから姿を消してしまった計算になります。

70万人の減少のうち60万人が、高校を卒業してそのまま入学してくる人が中心となるフルタイム学生です。フルタイム学生数に絞ると、2010年から2014年の間に330万人から270万人に減少していますから、実に18%減となっています。

アメリカでも小子化が進んでいるからだろうと思われるかもしれませんが、原因はそこにはありません。同時期に4年制大学に進学している学生数は、州立4年制大学と私立4年制大学(非営利)ともに増加しているからです。2010年にはコミュニティカレッジに通うフルタイム学生は、アメリカの大学に通うフルタイム学生全体の29%を占めていましたが、2014年には25%にまでシェアを減らしています。同じ期間に、州立4年制大学は41%から46%に、私立4年制大学(非営利)は19%から20%に増加しているのです。

コミュニティカレッジ離れのトレンドは2015年以降も続いており、2015年春学期の学生数は前年度比3.9%マイナス、2015年秋学期は前年度比2.4%マイナス、2016年春学期の学生数は前年度比2.8%マイナスとなっています(National Student Clearinghouse Research Center)。

全米コミュニティカレッジ学生数推移

各学校タイプ別シェア推移

参照:Trends in Community Colleges:
Enrollment, Prices, Student Debt, and Completion, College Board Research Research Brief April 2016、2016年6月16日抽出

カリフォルニア州でのコミュニティカレッジ離れ

113キャンパスを抱えるカリフォルニア州立コミュニティカレッジシステムは、全米のコミュニティカレッジ離れの中心にあります。2008~2009年度には年間で2,927,679人が学んでいたのですが、2014~2015年度には年間2,318,469人となり、約61万人の減少となっています。実に21%もの減少となっており、全米で進むコミュニティカレッジ離れの大半が、カリフォルニアにおけるコミュニティカレッジ離れに端を発していると言うことができます。

カリフォルニア州コミュニティカレッジ学生数推移

参照:Annual/Term Student Count Report, California Community Colleges Chancellor's Office Management Information Systems Data Mart、2016年6月16日データ抽出

2年も経たずに4年制大学に編入していくコミュニティカレッジ生

コミュニティカレッジではより安い費用で大学単位を取得できるわけですから、できるだけたくさんの単位を取得した上で4年制大学に編入するのが経済的であるはずです。

しかしながら、晴れて4年制大学に編入できたコミュニティカレッジ出身者が、4年制大学に移行した単位数は平均30.1単位に過ぎません(American Association of Community College September 2014)。コミュニティカレッジで70単位ほど取得し、4年制大学に60単位ほど移行できれば、本来は経済的なはずです。4年制大学の方が費用が高いにも関わらず、コミュニティカレッジからあたかも逃げるように4年制大学に編入しているという事実は、一見した限りでは不合理なように見えます。

極めて低いコミュニティカレッジでの学生定着率

それだけではありません。アメリカでは単位を移行して他の大学に簡単に転校することができますので、学生が学校を気に入って定着しているかどうかを示す学生定着率が重要視されています。

秋入学したコミュニティカレッジ生の4人に1人が翌春学期を履修せず、春学期を履修した学生の5人に1人が翌秋学期を履修していません(コロンビア大学Teachers CollegeのCommunity College Research Center)。秋入学した学生が1年後の秋学期を履修している比率としては6割に過ぎませんから、実に5人中2人が1年後には履修すらせずに消えてしまっているわけです。

せっかく安い費用で大学単位を取得できるにも関わらず、履修すらせずに学校から消えていってしまうとは、いったい何ごとでしょうか。これほどもったいないことはないのではないでしょうか。

留学生もコミュニティカレッジ離れ

コミュニティカレッジ離れが進んでいるのは、アメリカ人だけではありません。アメリカの高等教育機関で学ぶ留学生の内、コミュニティカレッジで学んでいる人の割合は、2008~2009年度では14.3%であったところ、2014~2015年度では9.4%に激減しています(Institute of International Education Open Doors)。急に減ったわけではなく、毎年順調に減っています。コミュニティカレッジが、安い割りに質が高いという評判を世界的に浸透させられているのであれば、コミュニティカレッジで学ぶ留学生のシェアは急減するどころか、右肩上がりに伸び続けているはずです。

全米の高等教育機関で学ぶ留学生中、コミュニティカレッジで学ぶ人のシェア

参照:Open Doors Data Special Reports: Community College Data Resource International Students: Total Enrollment 2004/05 - 2014/15, Institute of International Education

3年以内に修了できる学生はほとんどいない

2年制大学コミュニティカレッジを「3年」以内に修了できる学生が5人に1人もいない

コミュニティカレッジの短期大学士号(Associate)コースは標準2年の履修期間ですし、サーティフィケートコースやディプロマコースなどは標準半年~1年程度でより簡単に修了することができます。

であるにもかかわらず、2010年に全米のコミュニティカレッジにフルタイム学生として入学した人のうち、2年制大学コミュニティカレッジを「3年」以内(標準履修期間×150%)に修了した人は19.4%となっています(American Association of Community Colleges)。この数字は標準2年かかる短期大学士号コース履修者だけでなく、サーティフィケートコースやディプロマコースなど履修期間が主に1年以内のコースを履修した学生も含めた数字です。

全学生が2年制コースに入ったと仮定しても、2年制コースを3年以内に修了できた学生が、5人中1人もいないわけです。標準2年のカリキュラムを2年で修了できたということではありません。「3年」以内に修了できた人が5人に1人もいないということです。

そして、5人中1人が中退したのではありません。5人中1人未満しか「修了」できていないのです。しかも、この数字はフルタイム学生として入学した人のみを集計していますので、コミュニティカレッジ全体の学生の3分の2を占めるパートタイム生を含めると、全体の修了率はさらに大幅に低下することが容易に推測されます。

せっかく安く大学単位を取得できるコミュニティカレッジに入ったにも関わらず、3年たっても修了しないのでは、余計なお金も時間もかかり大変もったいないことではないでしょうか。

6年以内に修了できる学生もほとんどいない

2年制大学コミュニティカレッジを「6年」以内に修了できた人が10人中3人弱、4年制大学に編入して修了できた人が11人中1人

アメリカにおいて2年制大学コミュニティカレッジを3年以内に修了した場合の卒業率が発表された際、「コミュニティカレッジを中退して4年制大学に編入して卒業した人が集計に含まれていない。これでは正しい理解ができない」といった批判がありました。そこで調査されたのが、2年制大学コミュニティカレッジに入学した学生の「6年」後の履修動向です。

2009年秋学期にコミュニティカレッジに入学したフルタイム学生のうち、6年後に何らかのコースを修了していた割合は38.14%でした(National Student Clearinghouse Research Center)。これは、同じコミュニティカレッジでコース修了した人26.0%、別のコミュニティカレッジで修了した人3.18%、4年制大学で修了した人8.96%を合わせた数値です。どこの学校であれ、いまだ修了せずに履修している人が16.6%、そしてなんのコースも修了しておらず、かつどこの学校の授業履修もしていない人が45.27%となっています。

つまり、6年後にコミュニティカレッジのなんらかのコースを修了できた人が10人中3人弱、4年制大学に編入してなんらかのコースを修了できた人が11人中1人弱、いまだに何のコースも修了せずに履修を続けている人が6人中1人弱、いまだに何のコースも修了できずに授業登録をあきらめてしまった人がほぼ半数の2人中1人近くいるということです。

ちなみに、4年制私立大学を修了した人が71.47%、4年制公立大学を修了した人が61.16%、2年制私立大学(営利)を修了した人が60.62%ですから、2年制大学コミュニティカレッジに入学したフルタイム学生5人中3人以上が、6年後も何のコースも修了できていないという事実には驚くべきものがあります。

6年以内修了率比較(各学校タイプ別)

※以上の修了率(Total Completion Rate)は同じ学校で修了した率(Completion at Same Institution)と別の学校で修了した率(Completion at Different Institution)を含む。

参照:Signature Report 10 State Supplement: Completing College: A State-Level View of Student Attainment Rates、National Student Clearinghouse Research Center、Feb 23, 2016、2016年8月4日データ抽出

コミュニティカレッジ入学後4年以内に大学卒業できるのは100人中1人のみ

ニューヨーク市立コミュニティカレッジにフルタイム学生として入学し、4年以内に大学卒業できた人が100人中1人

ニューヨーク市立コミュニティカレッジ全体の統計によると、2011年秋学期に短期大学士号コースに入学したフルタイム学生のうち、2015年にニューヨーク市立大学で学士号まで取得できた学生は1.1%でした。コミュニティカレッジで2年、4年制大学に編入して2年の合計4年で大学卒業できると一般的には言われているにもかかわらず、実際に4年間で学士号まで取得できた学生が100人中1人しかいないわけです。ニューヨーク市立コミュニティカレッジに入学した学生100人中99人は、一体なぜ4年で学士号を取得できずにいるのでしょうか。

ニューヨーク市立コミュニティカレッジに入学したフルタイム学生の4年制大学卒業率推移(2005年秋入学者)

参照:System Retention and Graduation Rates of Full-time First-time Freshmen in Associate Programs by Year of Entry:* Community Colleges, CUNY Office of Institutional Research and Assessment, The City University of New York、2016年6月17日データ抽出

わずかな借金にも関わらず債務不履行に陥るコミュニティカレッジ出身者たち

コミュニティカレッジでは、地元の学生は州内学生費用が適用されますから、無料に近いような低費用で授業履修することが可能です。コミュニティカレッジで質の高い教育を低費用で履修できるのであれば、4年制大学でしか学んでいない学生と比べて、卒業後の教育ローンの返済負担も少なく、手堅い収入を得て順調に借金返済ができているはずです。

しかしながら、政府の教育ローンを利用したコミュニティカレッジ経験者のうち、債務不履行(デフォルト)状態に陥っている人の割合が実に19.1%にも上っています(アメリカ教育省のFederalStudentAid)。コミュニティカレッジ経験者のほぼ5人に1人が、教育ローンの返済を半ばギブアップしている状態です。

4年制大学にかかる費用はコミュニティカレッジよりも高いため、教育ローン利用率も高く、コミュニティカレッジの学生の数倍におよぶ借金をしています。例えば、Iowa College Student Aid Commission(2012年卒業者対象の統計)によると、アイオワ州の4年制州立大学出身者の卒業時平均借金が$27,395、4年制私立大学のそれが$28,880であるのに対して、2年制大学コミュニティカレッジのそれは$13,185と、4年制大学出身者の半分以下の借金額となっています。

それにも関わらず、公立4年制大学出身者の債務不履行率が7.6%、私立4年制大学出身者が6.3%と、コミュニティカレッジ出身者の19.1%より、はるかに債務不履行率が低くなっています。アイオワ州の場合、2012年度に債務不履行状態であったコミュニティカレッジ出身者のうち、43.2%がわずか$5,000(約50万円)未満しか借金を抱えていないにも関わらず債務不履行状態になっていました。

4年制大学に進学して多額の借金を抱えている人ほど、順調に教育ローンの返済ができているという、一見とても不思議な現象が起きています。

出身大学タイプ別学生債務不履行率

参照:Comparison of FY 2012 Official National Cohort Default Rates to Prior Two Official Cohort Default Rates, FederalStudentAid, An Office of the U.S. Department of Education

なぜ、より安い費用で同じ大学単位を履修できることを謳い文句にしているコミュニティカレッジが存在しているにも関わらず、アメリカ人学生や留学生がコミュニティカレッジを避けるようにして4年制大学に進学しているのでしょうか。より少ない教育ローンで教育を受けられたコミュニティカレッジ出身者たちが、なぜ多額の借金を背負って4年制大学に進学した人たちよりも、はるかに借金の返済ができずに債務不履行状態に陥っているのでしょうか。

英語力堪能な人であれば、それほど苦もなくコミュニティカレッジに関する信頼性のある様々な研究調査、情報源に触れることができるため、コミュニティカレッジの実態を比較的客観的かつより正確に理解することが可能です。しかしながら、先進国の中で長らく最低水準の英語力にある日本では、非常に古く客観性に欠ける情報が広く流布しているように見受けられます。

このページでは、コミュニティカレッジの最新事情を、日本一詳細にお伝えしていきます。

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