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アメリカ大学男子サッカー奨学金留学
サッカーでプロを目指す道は、日本国内のプロのユースチームへ進む道、有名大学のサッカー部へ進む道の他にも、海外へサッカー留学をする道もあります。
サッカー留学と言うと「ブラジル」を代表とする南米への留学や「ドイツ」「イタリア」「スペイン」「イングランド」などのヨーロッパへの留学が思いつくと思いますが、「アメリカ」へのサッカー留学は選択肢としてとても優れています。
アメリカのプロサッカーリーグは、南米やヨーロッパに比べると歴史こそ日が浅いですが、アメフトや野球・バスケットボール・アイスホッケーと並ぶ大きなプロリーグがあり、ショービジネスとしても確立しています。何より、アメリカの大学サッカーへの留学は、サッカーだけではなく勉学もあるので厳しいですが、その分語学や考え方や単位や学歴なども残すことが可能です。プロサッカー選手への道はもちろんですが、それ以外の選択肢も見出すこともできます。
何より、アメリカは奨学金制度が充実していて、努力をする学生には奨学金が支給されますので、学費が比較的安く済むことも魅力のひとつです。
グローバルスタディでは、スポーツ奨学金留学プログラムと、アカデミック奨学金留学プログラムという2つのプログラムにて、アメリカ大学男子サッカー留学をサポートしております。
アメリカ男子サッカーとは
アメリカがサッカー不毛の地と呼ばれていた時代は過去の話です。
アメリカのサッカーは、1994年のFIFAワールドカップ開催国となり、2014年にはアメリカプロサッカー1部リーグであるMLSの人気がMLB(大リーグ野球)の人気と肩を並べるほどになりました(ESPN)。
FIFA男子サッカーのランキングでは、常時トップ30以内という、トップ50~60前後を維持している日本と比べてもはるかに上位となっており、国際的なサッカーの実績としてもヨーロッパの強豪国に匹敵する評価を得ています。
アメリカにおけるサッカー人口は2447万人と試算されており、中国のサッカー人口2617万人に告ぐ世界第2位のサッカー大国となっています(FIFA)。特に若者の間で急激に人気が高まってきており、アメリカの7~11歳の間では人気スポーツとして水泳、自転車、ボーリング、キャンピングに続く第5位の人気(United States Census Bureau)を博しています。
アメリカのプロサッカー業界は拡大しており、現在は1部リーグのMLSを頂点に、2部NASL、3部USL、そして非公式ながら実質4部のセミプロリーグPDLとNPSLが運営されています。4部のPDLとNPSLについては、セミプロリーグの位置付けで大学生でも参加できる夏休みの時期に活動しているため、大学生活とセミプロリーグでの活動を両立できるようになっており、プロになる道も確立しています。
アメリカのプロサッカーで活躍した著名選手には、"サッカーの王様"と呼ばれたペレ、オランダ代表のヨハン・クライフ、西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアーや、近年ではモデルとしても知られるデビッド・ベッカム、スウェーデン代表のフレドリック・ユングベリ、フランス代表のティエリ・アンリ、メキシコ代表のラファエル・マルケスなどがいます。
アメリカ大学男子サッカーとは
アメリカの大学スポーツは世界的にも特殊なほどに人気がありますが、その中でもサッカーはもっとも人気のある大学スポーツの1つであり、かつ人気が上昇傾向にあるスポーツの筆頭です。アメリカにあるほとんどの大学が男子サッカーチームを持っており、チーム数ではバスケ、野球に次ぐ第3のスポーツとなっています。
アメリカ大学男子サッカーは、プロ選手を目指すアメリカ人にとっての登竜門となっており、アメリカ代表のクリント・デンプシー、アレクシー・ララス、ブラッド・フリーデルなどを始め、アメリカ内外で活躍するアメリカ人プロサッカー選手のほとんどが、アメリカの大学男子サッカーでプレイした後にプロ入りしています。
急激に拡大するアメリカ大学男子サッカーの実力や将来性、質の高い高等教育とサッカーを両立できる魅力などは世界的にも広く知られているため、世界中の優秀なサッカー選手がアメリカの大学に集まっています。世界中の優秀な学生とサッカーをしながら、同時に文化交流もできることはアメリカ大学サッカー留学における醍醐味の1つです。
日本においても、アメリカ大学サッカー留学の魅力は知られつつあります。日本人として初めてMLSドラフト一巡目(全体では9番目)に指名されるという快挙を成し遂げた遠藤翼選手や、2007年に日本人として初めてMLSのチーム(コロラドラピッズ)に入団した木村光佑選手など、優秀な日本人選手が続々とアメリカの大学サッカーに挑戦しています。
遠藤翼選手特集動画
Tsubasa Endoh Feature
木村光佑選手特集動画
MLS player Kosuke Kimura/メジャーリーグサッカー、木村光佑 選手
アメリカ大学男子サッカー基本情報
- 大学スポーツ連盟
- NCAA(Division I, II, III)、NAIA、USCAA、NJCAA、CCCAA
- シーズン
- 秋(8~12月)
- チームを持つ大学
- ほとんどの大学
- 競技レベル
- 日本以上
- 学業との両立難易度
- 普通
- 奨学金数
- 9.9人(NCAA I)、9人(NCAA II)、12人(NAIA)、18人(NJCAA)
- 部員数
- 約25~30人
- 必要な英語力
- 高い
- 留学生比率(NCAA)
- 12.1%
- アメリカのリーグ
- MLS(1部)、NASL(2部)、USL(3部)、PDL(4部)、NPSL(4部)
著名なアメリカ大学男子サッカー経験者
- クリント・デンプシー(Clint Dempsey)
- アレクシー・ララス(Alexi Lalas)
- ブラッド・フリーデル(Bradley Friedel)
- クラウディオ・レイナ(Claudio Reyna)
- ブライアン・マクブライド(Brian McBride)
- タブ・ラモス(Tab Ramos)
- エリック・ウィナルダ(Eric Wynalda)
- ケーシー・ケラー(Kasey Keller)
- エディ・ポープ(Eddie Pope)
- カルロス・ボカネグラ(Carlos Bocanegra)
- コビ・ジョーンズ(Cobi Jones)
- マルセロ・バルボア(Marcelo Balboa)
- スティーブ・チェルンドロ(Steve Cherundolo)
- ジョン・ハークス(John Harkes)
- ポール・カリジウリ(Paul Caligiuri)
- トニー・メオラ(Tony Meola)
- 遠藤翼
- 木村光佑
男子サッカー留学をするには
グローバルスタディでは、スポーツ奨学金留学プログラムと、アカデミック奨学金留学プログラムという2つのプログラムにて、アメリカ大学男子サッカー留学をサポートしております。
スポーツ奨学金留学プログラム
アメリカの大学からスポーツ奨学金を獲得するためのプログラムです。アメリカの大学は、日本の大学とは比較にならないほどスポーツ奨学金を一般的に支給しているとは言え、それでもアメリカの大学からスポーツ奨学金を獲得するのは並大抵のことではありません。
大学の競技レベル等にもよりますが、スポーツ奨学金を獲得するには、一般的に大学コーチからエース級の活躍を期待してもらなければなりません。
原則として各大学に個別に問い合わせをし、アメリカ現地に渡米して入部テストを受けて合格するだけでも一苦労ですが、そこからさらにスポーツ奨学金を獲得するというのはまた別の次元の話となります。さらに、本当に留学生アスリートが欲しいコーチなのか、留学生を受け入れできるチームなのかも、事前に正しく判別するのは非常に困難です。
当プログラムは、スポーツ奨学金を獲得してアメリカの大学に進学したいという留学生専用のプログラムです。留学生アスリートの獲得に前向きな大学コーチしか参加していませんし、留学生に対して多額のスポーツ奨学金を支給している大学しか来ていません。
毎年7月にアメリカのフロリダ州で開催されるショーケースには、アメリカ中から大学コーチが、世界中から高校生アスリートが集まってきます。一度に多くの大学コーチに実力を披露するチャンスが得られますので非常に効率的ですし、世界中から高校生アスリートが集まってきますのでサマーキャンプとしても非常に充実した体験ができます。
プログラム詳細については、アメリカ大学スポーツ奨学金留学プログラムの紹介ページをご確認ください。
サッカー奨学金留学プログラムのショーケース体験談は、以下をご確認ください。
アカデミック奨学金留学プログラム
スポーツ奨学金留学プログラムではハードルが高いという人には、アカデミック奨学金留学プログラムを通して留学を開始し、現地で入部テストを受けて入部していくことも可能です。留学開始前に入部の可否がわからないという点は不安かもしれませんが、スポーツ奨学金よりもより確実に奨学金を取り付けることができます。
プログラム詳細については、アメリカ大学留学奨学金プログラムの紹介ページをご確認ください。
最初のステップ
スポーツ奨学金プログラムを検討されている方であっても、アメリカの大学の仕組みをよく理解することが重要です。まずはアメリカ大学留学奨学金プログラムの説明会にご参加ください。
プロサッカーリーグ・アマチュアサッカーリーグ
MLS(1部)
アメリカとカナダのプロサッカーリーグの頂点に立つのが、1部リーグであるMLS(メジャーリーグサッカー・Major League Soccer)です。アメリカでのFIFAワールドカップ開催を受けて、1993年に創立されました。アメリカの17クラブと、カナダの3クラブの計20クラブから成り立っています。レギュラーシーズンは3~10月にかけて開催されています。ベッカムが移籍したことで話題となったロサンゼルス・ギャラクシーが強豪クラブとして有名です。
NASL(2部)
MLSに次ぐプロサッカーリーグとして2009年に創設されたのが、NASL(北米サッカーリーグ・North American Soccer Football League)です。アメリカの9クラブ、カナダの2クラブ、プエルトリコの1クラブから成り立っています。レギュラーシーズンは4~10月にかけて開催されています。ニューヨークコスモスなどが強豪クラブとなっています。
USL(3部)
NASLに次ぐアメリカプロサッカー3部に位置づけられているのが、2010年に創立されたUSL(ユナイテッドサッカーリーグ・United Soccer League)です。北米の29クラブが参加しています。MLSの各チームが2軍相当の選手をプレイさせる、MLSの2軍リーグの役割を担っています。レギュラーシーズンは3~9月にかけて開催されています。
PDL(4部)
非公式ながらもアマチュアリーグの最高峰としてアメリカサッカー4部に位置付けられているのが、PDL(プレミアデベロップメントリーグ・Premier Development League)です。アメリカの61クラブ、カナダの6クラブの合計67クラブから成り立っています。
アメリカの大学でプレイする大学生でも参加できるリーグとして1995年に創立されたため、レギュラーシーズンは夏休みの時期と合わせて5~7月に開催されています。
アメリカ3部リーグのUSLのアマチュア版として位置づけられており、USL各クラブ、さらにはMLS各クラブのスカウトが有望な大学生選手を発掘するために最初に目を付けるリーグとなっているため、アメリカのプロリーグへの登竜門として知られています。
MLSのドラフトで選出される選手の毎年約7割が、PDL経験者となっています。大学スポーツ連盟NCAAでプレイしている有力な大学生アスリートの多くがPDLでも活動しています。
NPSL(4部)
PDLと同じく、アメリカサッカー4部に位置付けられているのが、NPSL(ナショナルプレミアサッカーリーグ・National Premier Soccer League)です。2002年に創立され、2016年には85クラブが加盟しています。レギュラーシーズンは夏休みの時期と合わせて5~7月に開催されています。
同じ4部リーグのPDLよりも後発のリーグであり、PDLほどプロサッカーへの登竜門としての知名度はありませんが、NPSLにおいてもプロ選手を目指すNCAAやNAIAなどでプレイしている多くの学生アスリートが参加しています。
男子サッカーでプロになるには
アメリカの大学を経てプロサッカー選手になる主な方法を、以下ご紹介します。
入部
アメリカの大学サッカーは、アメリカでプロサッカー選手になるほとんどが通る、プロサッカーへの登竜門です。まずはアメリカの大学サッカーチームに入部する必要があります。入部テスト(トライアウト)を受け、合格しましょう。毎年7月にアメリカ・フロリダ州で開催されている、当スポーツ奨学金プログラムのショーケースは、多くの大学における入部テストの代わりとして利用されています。
レギュラー入り
アメリカの大学サッカーチームに入部できたら、今度は試合に出場できるレギュラー・スタートメンバーの地位を確立しましょう。アメリカの大学スポーツは少数精鋭制ですので、試合に起用されるチャンスは日本よりも多いとは言え、たまにしか試合に出ない選手と、常に試合に出ている選手とでは、積める実績や経験には大きな差があります。
試合で結果を出す
レギュラーとしての地位を確立できたら、試合で活躍し続けましょう。試合での実績は刻一刻と大学メディア等で公開されていきます。
PDL・NPSLに参加
アメリカの大学サッカーで活躍すると同時に、夏休みの期間を使ってアメリカサッカー4部リーグであるPDLやNPSLに参加しましょう。
セミプロリーグであるPDLやNPSLはアメリカプロサッカーへの登竜門として位置付けられており、多くのスカウトが巡回して有望な選手の発掘に力を注いでいます。特にPDLは1部MLSや3部USLとのつながりが強いため、アメリカでプロサッカー選手になる人の大半がPDL経験者となっています。
ドラフト・トライアウト
1部MLSでプロサッカー選手になりたいのであれば、毎年1月に開催されているドラフトSuperdraftにて指名される必要があります。
ドラフト制でプロ入りが決まるのはMLSのみであり、2部NASL以降のリーグでは各クラブによる入部テスト(トライアウト)によって入部(プロ入り)可否の判断がなされます。ドラフト、トライアウトいずれの制度についても、プロ入りできるようにしっかり実績とポテンシャルをアピールしましょう。
サッカー概要
日本はもちろん、世界的にも現在もっとも人気のあるスポーツです。主に足のみを使ってボールを蹴り、相手チームのゴールにボールを入れることで得点し、スコアをより多く獲得した側のチームが勝利します。世界的にはフットボールと呼ばれることの方が一般的ですが、アメリカにおいてはフットボールと言えばアメリカンフットボールの方を指すため、アメリカにおいてはサッカーと呼ばれています。