アメリカ大学奨学金留学 スポーツ留学 - 実績がメディアで公開・聴衆が多い

アメリカ大学スポーツ11大特徴

大学スポーツの先進国であるアメリカの大学スポーツは、日本の大学スポーツとは大きく異なります。アメリカの大学スポーツにおける11大特徴をご紹介します。

10. 実績がメディアで公開

アメリカの大学スポーツは大変盛んであり、大学周辺の住民は大学スポーツに多大な関心を寄せています。各大学は自らのアスレチックチームを広報する機関を有しており、通常はアスレチック部門専用のウェブサイトやソーシャルメディアを運営しています。

各大学アスレチックチームの活動や実績は各メディアを通して、あたかもプロスポーツ選手に関するニュースかのように刻一刻と公表されていきます。実績を蓄積する選手に対しては注目も集まり、大学アスレチックスのメディアは盛んに報道します。大学メディアだけでなく、各大学が所属するカンファレンスや連盟のメディア、さらには地元の新聞紙や全国紙においても報道されます。

例えば、サッカーを例に挙げると、全試合のスケジュールや会場、試合のライブ動画、試合時間や観客数、ゴール数やシュート数、セーブ数、ゴールやアシストした選手、試合に出場した全選手名とポジション、学年、身長、体重、出身地や出身校、表彰された選手とその特集記事、カンファレンス内でのチームの最新順位やランキング、大学コーチの基本情報や実績に至るまで、あらゆる情報がウェブ上に公開されます。

これは、特に実力ある選手にとっては、より有力な大学にスポーツ奨学金を受けて転校したり、プロからのスカウトを受けるための大きなチャンスとなります。

日本の大学では、通常大学アスレチックを報道するメディアがなかったり、あっても各選手の実績はほとんど取り上げられることなく、有力な選手もマスメディアになかなか取り上げられることがありませんが、アメリカの大学では日々の活躍が注目を浴びますので、スポーツ選手としてのモチベーションも高まります。

11. 聴衆が多い

アメリカの大学スポーツは、決して大学関係者だけが関与するものではなく、地域一丸となって参加し、応援する対象として広く認識されており、地元コミュニティの中心的存在となっています。

日本の大学スポーツは、たとえプロ選手を多数輩出する強豪リーグであっても、チーム関係者や一部のスカウトだけが来ており、一般の観客がほぼ皆無ということも珍しくありません。

一方、アメリカの大学スポーツは、決してプロを目指すような最上レベルの競技を行っていない中小大学のチームであっても、1,000人を超す聴衆を毎試合集めるチームが多数あります。プロさながらのハイレベルな競技を行っているチームになると、数万人の収容人数を誇る巨大な大学スタジアムが聴衆で埋め尽くされることも日常的な光景となります。

多くの聴衆が集まるということは、それだけ聴衆、大学、地域から熱い期待をされていることの表れです。大学スポーツの人気がプロスポーツの人気と肩を並べるアメリカですから、日本では想像もつかないほどの盛り上がりを見せます。何千万人という視聴者がプライムタイムに大学スポーツの試合をテレビで見ることも一般的ですし、熱狂的なファンも多数存在します。

日本よりもリアクションの大きい文化柄なだけに、良いプレイをすれば賞賛の歓声が聞こえますし、勝利すれば聴衆が歓喜に沸きます。大学を代表する選手として、聴衆の反応を直に受けることはさらなる努力へのモチベーションにもつながりますし、もしプロ入りしたときには、大舞台にも慣れているため、よりスムーズにプロ選手としての道を歩み始めることができます。

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