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スポーツ留学よくある失敗
大学コーチから声がかかったが、大学に合格できなかった
大学コーチはチームを強化することに力を注いでいますが、必ずしも留学生の事情について理解のある人ばかりではありません。スポーツの実力がある外国人にも気軽に声はかけることがありますが、留学生は規定のTOEFLをクリアしなければならないという基礎知識を知らないこともよくあります。
何も知らずに外国人アスリートに声をかけ、入学したらアスレチック奨学金を出すと口約束はしてくれても、結局大学出願に必要なTOEFLスコアが取れなかった、高校の成績が悪くて不合格になったなどの理由により、大学に合格すらできないことはよくあります。
必ずしも気合で合格できるものではありませんので、最初に入学する大学は、現実的に十分合格のチャンスがあり、入部後に即活躍できる大学にすることをおすすめします。
大学コーチから声がかかったが、出願準備を進めているうちに連絡が取れなくなった
これもよくある例です。大学コーチからは気軽に「うちに来なよ!」と声をかけてもらっていたが、出願準備の中でコーチに連絡を入れているうちに、コーチからの連絡が一切なくなってしまうのです。
これには様々な理由が考えられます。足りないと思っていたポジションにふさわしい別の選手が見つかって興味を失ってしまう、英語力や学力が足りない学生だと知って興味を失う、口約束で支給すると言っていた奨学金が支給できなくなる、英語のやり取りの中で無礼や誤解が生じて嫌われてしまうなど。
いずれにしても、留学生であるという事情をよく理解した上で受け入れてくれる大学を見つけることが重要です。当スポーツ奨学金プログラムでは、留学生のみを対象にしたショーケースを開催し、留学生アスリートが欲しいという大学だけがリクルーティングに来ていますので、安心して参加することができます。
ESLからでも試合に出れると聞いていたのでその大学に入学したが、英語力不足で学業成績が悪くて退部
アメリカは広いので、探せばESL課程からでも練習や試合に参加できる大学が存在します。確かに入学してすぐにチームに入れますので、最初のうちはうれしいかもしれませんが、最初に自分を甘やかした分、後からそのツケが回ってきます。
留学生がESL課程から留学を開始するということは、当然ながら学部課程についていくだけの英語力がないとみなされているからです。本来は英語を猛勉強して、一刻も早く学部課程についていけるだけの英語力を身につけなければならないのです。
しかし、その重要な時期に、英語学習の時間を削ってチーム活動に時間も体力も取られていると、英語学習がおろそかになります。ESL課程は留学生だけが履修する特殊な授業であり、基本的には学部課程よりも勉強ははるかに簡単です。ESL課程とチーム活動の「両立」はしやすいかもしれません。
しかし一方で、ESL課程に在籍する期間が長くなると、その分留学費用もかさみますし、アメリカの大学でスポーツができるのは4シーズンまでに制限されていますので、引退後にはスポーツ奨学金の支給が止まって年間の留学費用が激増するかもしれません。
また、ESL課程が終わってからの両立はハードルが一気に高くなります。学部課程はESL課程のように緩くはないため、不十分な英語力のまま授業が進んでしまうと、まともな学業成績を維持できないということになりかねません。実際、スポーツは得意でも学問との両立ができず、練習や試合への参加を禁止させられ、あるいは退部や退学をさせられ、夢を打ち砕かれて帰国する日本人アスリートは少なくありません。
後で取り返しのつかないことにならないためにも、十分な英語力をつけてから学部課程に進み、チーム活動を開始しましょう。
スポーツでハイレベルな大学に入学したが、毎年入部テストに落ちて入部すらできない
日本の感覚で高望みをしてしまう人によく見られるパターンです。
日本の大学であれば、入部テストによって学生を選抜するチームは少ないため、例えばひとまず入部して6軍から活動を開始し、大学4年間の間に実力をつけて1軍にまで上り詰めるといったサクセスストーリーもなくはありません。
しかしながら、アメリカの大学の場合は少数精鋭主義です。強豪チームほど入部テストによって受け入れる学生を絞り込んでいきますので、入部できず、そのスポーツができないリスクが高まります。入部できなければ練習してスキルアップを望むのも難しいため、1年後に入部テストに再チャレンジしても、また不合格になる可能性が高いです。
アメリカの大学では、入部できないリスクを避けるために、実力のある選手でも強豪大学に進学しないケースがたくさんあります。より確実に入部して実力をつけ、スポーツ奨学金もしっかり確保するというわけです。
特に高望みをしていない人でも、入部テストに繰り返し落ちてしまうことはよくあります。例えば、当アカデミック奨学金プログラムを通して、日本の女子バスケでインターハイベスト4の主力選手という実績を引っさげて、NAIAの女子バスケ強豪チームを抱える中規模大学に入学したが、3年連続で入部テストに落ちてしまい、最後までチームにも入れなかったことがあります。
最初からハイレベルなチームに入部するのはリスクがあります。着実にステップアップできる大学から始めるのも有益です。
入学後に入部を希望してコーチに連絡を取ったところ、募集は終了したので来年来てくれと言われた
各大学コーチは、大学スポーツ連盟の規則により、学期開始前後には部員を確定して報告する必要があります。そのため、報告時までに部員として認めてもらえなければ、入部が基本的に1年後になってしまいます。早めにコーチに連絡を取り、部員予定者として認識してもらうことが重要です。
TOEFL対策だけしていたため、SATスコアを提出できず入部が1年遅れた
スポーツ留学の場合は、大学スポーツ連盟や大学からSATスコアの提出を要求されることが一般的です。いかにTOEFL対策が大変であっても、SATスコアがなければ入部すらできないケースが多いです。TOEFLスコアだけでなくSATスコアも間に合うように、早めに英語対策を進めましょう。
スポーツの実力には自信があったが、学業との両立ができずにしばらくして退部・退学
アメリカの大学では、アスリートである以前に学生として学問を優先することが要求されますから、スポーツの実力があっても学業をおろそかにすることは許されません。学問を優先できない学生アスリートは、アメリカの大学には向いていません。
スポーツの実力は申し分ないはずなのに、入部テストで落とされる
スポーツの実力は文句ないレベルでも、入部テストで落とされることはよくあります。よくあるのが、大学コーチが留学生の受け入れに消極的である場合です。スポーツのレベルが高くても、英語力不足などの理由を付けて不合格にします。
英語力不足を克服するなどして、不合格にする理由をつぶしていくことも大事ですが、不合格にされた後の1年間がもったいないです。当スポーツ奨学金プログラムを利用するなどして、留学生の獲得に積極的な大学にアプローチするようにしましょう。
知人からの紹介で入部できると聞いていたが、実際には何らかの理由をつけて入部もさせてもらえない
アメリカ人であっても、欲しくない学生アスリートに対してはっきりと「要らない」と伝えることを避ける人は少なくありません。知人から受け入れて欲しいと頼まれたので、相手の面子をつぶさないためにもとりあえず入部テストを受けさせたが、スポーツの実力や英語力などの理由を挙げて入部させないといった例があります。コネは案外あてにならないので、スポーツの実力や英語力を上げてアピールしていくしかないでしょう。
前のコーチから歓迎されて入学したが、コーチが入れ替わってしまい入部もさせてもらえない
コーチが入れ替わることはよくあり、コーチそれぞれで価値観や判断が異なります。前のコーチからは歓迎されたが、新しいコーチからは見向きもされないことはありえます。新しいコーチに気に入ってもらうよう努力したり、それが難しければ他大学に転校するしかないでしょう。なお、別の大学に移ったからといって、そこで気に入ってもらえる保証はありません。