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アメリカ大学留学奨学金体験談(ミネソタ州)
ミネソタ州立大学ムーアヘッド(Minnesota State University, Moorhead)
留学はみなさんにとって人生の分岐点では無いかと思っています
- 鈴木 裕捷 さん
- ミネソタ州立大学ムーアヘッド(Minnesota State University, Moorhead / ミネソタ州)
- 専攻:Engineering Physics(基礎工学)
- 出身校:北京第55国際学校
- 期間:2017年8月~(卒業予定)2020年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
自分は小学生の頃から中国で留学していました。中国の中高一貫の国際学校で英語を基準とした教科書で勉強していました。中高六年間の間で言語とか色々苦労もありましたけれども、毎日一生懸命英語と勉強を頑張っていました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
高校の時に英語を無駄にしたくないと思い、アメリカへの留学を決めました。自分の先輩方にも話を伺ったところ、アメリカの大学は生徒の自主性を重視し、生徒一人一人社会に役立つ人間性を育てる環境を常に提供しています。その他にも、自分は高校の時から日本の友達が少なく、何時も世界中からきた留学生と交流していました。なので、日本の大学よりアメリカの大学の方が自分に合うと思い、ミネソタ州立大学を選びました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
奨学金留学プログラムを利用したのは、経済的にそこまで余裕がなかったからです。自分の親は定年退職し、経済的に負担をかけさせたくありません。なので、なるべく親に負担をかけなく、同時に海外留学を可能にする方法を調べたところ、グローバルスタディーの奨学金留学プログラムにたどり着きました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
オファーリストが来た直後には、ミネソタ州立大学とモンタナ州立大学に目をつけました。しかし、ミネソタ州立大学は様々な専攻があり、充実したアスレティックプログラムもあることで、最終的にはミネソタ州立大学を選択しました。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
留学前は、自分の英語の発音や聴き取り能力に不安を感じました。その他にも、カルチャーショックや友達作りにも不安を感じていました。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
自分は中学の頃から英語での授業を受けていました。最初の頃は英語の授業でクラス最低点も取ったことがあり、英語を嫌いになった時期もありました。しかし、アメリカ文化に触れていくと、ドラマや映画をよく見るようになり、最終的には字幕なしでも聞き取れるようになりました。自分が提案できるアドバイスとしては、英単語をただ覚えるのではなく、英語のドラマや映画を字幕なしで多く見ることです。最初は何が何だかわからないのが大半ですけれども、慣れていくうちにだんだん聞き取れるようになり、後々自信もつきます。ドラマや映画は英単語を覚えるのとは違い、簡単には忘れません。英単語をたくさん覚えていても、単語を普段聞かない、喋らないとすると、簡単に忘れます。なので、TOEFLやIELTSだけでなく、普段から英語の映画やドラマを見ると、アメリカに来る時にためになります。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
大学に入学してから一番大変だったことは友達作りでした。留学生はアメリカ人とは別にインターナショナルオリエンテーションがあります。自分は少し人見知りで、英語を喋るのも恥ずかしがっていました。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
ミネソタ州立大学で一番頑張ったことは、いろんなイベントに参加してみたことです。いつまでも部屋にこもっているより、いろんなイベントに参加し、いろんな人に出会うことができました。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
留学前は常に一人でいるのを好んでいました。しかし今は、友達と交流するのが日課になりました。いろんなイベントに参加し、もっと学生生活を楽しめるようにもなりました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
こっちに来てから一番悔やんだのは、運転免許がないことです。アメリカは土地が広く、車がないと行けないところがいっぱいあります。交通機関も日本のように時間通りには来ず、寒い日は本当に苦痛でしかありませんでした。なので、できる限り運転免許を取得した方がいいです。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
社会に出た後は何もかが自己責任になります。しかし、ほとんどの新卒は大学での経験を生かせず、挫折することがあります。しかし、アメリカの大学は生徒の自主性を育て、社会に出た後でも、失敗してもそれを経験に変え次につなげることができます。
留学をしてよかったと思いますか?
はい。自分はこの四年間を大切にし、いろんな経験を積んでいきたいと思っています。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
大学ではアカデミックサポートセンターという場所があり、授業に遅れをとっている生徒たちが良く利用しているところでもあります。実際に、授業に不安を感じている人はココを利用するのをお勧めします。その他にも色んなサポートもあり、大学生活に支障が出てもすぐに解決できる様なサポート体制があります。
寮生活で良かったことは何ですか?
ミネソタ州立大学には六つの寮があり、大半は専攻ごとに大学側が振り分けています。自分はサウススナーに住んでいました。寮生活で一番良かった事は、RA(レジデントアシスタント)がとても良い人でした。今学期までのRAは自分と同じく留学生で、留学生活においての知識をたくさん教えて貰えました。そのほかにも、寮に住み始めた頃に、一人のアメリカ人と凄く気があう様になり、ウォルマートやショッピングモールにつれていってもらいました。次ぎのセメスターは、その人と一緒に住む事になりました。
寮生活で困ったことはありましたか?
はい。自分は留学当初、専攻が化学であった為、化学のLC(ラーニングコミュニティー)に入っていました。しかし、入学当初は凄く緊張して、LCのメンバーと話すのも一苦労でした。
休日は何をして過ごしていますか?
休日は勉強の他にも、料理やショッピングモールに行っています。自分はゲームがすごく好きで、週末にはゲーム友達と集まってゲームをする時もあります。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
自分は勉強以外に、バイトとクラブに取り組んでいます。自分はパブリックセーフティーでオフィスアシスタントをしています。大学には様々なクラブがあり、自分は野球部に所属しています。
どのようにして友人ができましたか?
入学当初は、友達は少なかったです。しかし、色んな人と積極的に接触していくと、段々友達も増えました。そのほかにも、実験授業の時にラボパートナーとも仲良くなりました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
自分が入学した時は、色んな人がいました。インド人、台湾人、ネパール人など世界各国からの留学生が沢山いました。中にはとてもユニークな人もいました。しかし、ユニークと言ってもみんなとても良い人です。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
冬のムーアヘッドはとてつもなく寒く、外で歩くのも一苦労でした。外に1分たっているだけで指の感覚がなくなり始めした。それでも冬のムーアヘッドは他の都市では過ごせない生活を過ごせます。自分はそこがムーアヘッドの魅力じゃないかと思っています。ミネソタ州は土地がとても広く、週末になるとムーアヘッドから車で約3時間離れたミネアポリスに行く人もいます。ミネアポリスはミネソタ州で言う県庁所在地であり、アメリカで一番大きいショッピングモール、モールオブアメリカがあります。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
自分は夏休みや冬休みといった長期休暇の時には帰国しています。しかし、サンクスギビングデいといったGW程度の休暇の時にはミネアポリスに行き、春休みの時には友人とフロリダまで行きました。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?
自分は基礎工学を専攻しています。何故なら、自分は小学校の時から物理と化学を好きになり始め、中学生と高校の選択授業では常に物理と化学を優先していました。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
今までの授業で一番大変だったのは生物学でした。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
今まで受けて来た授業の中で一番楽しかった授業はKathryn Hinds教授のスピーチコミュニケーションでした。この授業は卒業するために必要な科目であり、新入生だったら必須の授業です。他にも色んな教授がいましたけれど、Kathryn Hinds教授の授業が一番楽しかったです。
どんな教授がいましたか?
この大学には様々な教授がいます、二種類に分けるとレクチャー重視の教授と実践形式を重視する教授に分かれます。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業は曜日毎で異なりますけれど、多い日は四コマ受けていました。自習は毎日図書館に行って二、三時間は毎日勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
自分は日本の教育を体験した事がないので、具体的にどう違うかがわかりません。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
自分的には、怖いって思うネガティブ思考より、出来るって思うポジティブ思考を身につけるのをお勧めします。実際アメリカの大学授業はそれ程難しくはなく、高校で習ったものも出て来ます。留学生はたまにアメリカ人だからついて行けて当たり前という考えを持ちますけれども、アメリカ人も留学生と同じくらい緊張し、不安もあります。アメリカ人の殆どが留学生と同じく初めての寮暮らしです。なので、自分だけ緊張しているとか思わず、積極的に人と接触して行きましょう。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
留学はみなさんにとって人生の分岐点では無いかと自分は思っています。実際アメリカが好きだから来るのではなく、アメリカに留学して将来何の役に立てるのかをちゃんと考えましょう。 同じ大学にいる日本人でも、アメリカは性に合わないというにも関わらず、将来ホスピタリティー関係の仕事がしたいから来たという様な人もたくさんいます。自分も実際来る前は不安ばかりでした、しかし実際こっちで住んでみると楽しいことがたくさんあり、充実した大学生活を送れるようになりました。勉強だけではなく、バイトやスポーツ、旅行と言った事も出来、日本の大学とは一味ちがう経験を味わえるのではないかと思います。