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アメリカ大学留学奨学金体験談(ミネソタ州)
ウィノナ州立大学(Winona State University)
目標を定めて一歩踏み出した時には目標の半分はもう達成されている
- 後藤 玲雄 さん 24期生
- ウィノナ州立大学(Winona State University / ミネソタ州)
- 専攻:物理学・電子工学
- 2016年8月~(卒業予定)2020年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
留学前(高校2年生)は特に部活動と生徒会活動に専念していました。高校3年生の4月に留学をすることを決め、3年生は留学のための準備をしていました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
アメリカには進んだ教育システムがあり、質の高い授業を受けられるというイメージがあり、自分の進路を考えた時にアメリカで英語で学問を学ぶことで、専門分野と英語の2つのスキルを身につけることができると思ったのでアメリカの大学を選びました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
一番の理由は多額の奨学金です。アメリカの大学の学費は非常に高額で、奨学金なしでは金銭的に厳しいと思っていたところ、このプログラムに出会い多額の奨学金を得て大学に通える事を知りこのプログラムに申し込みました。もう一つの理由はアメリカの大学に進学できる見込みがあったことです。自分なりにアメリカの大学を調べていたものの、英語力や情報の不足からアメリカの大学に本当に進学できるか不安でした。そんな中、説明会に行き自分の高校の成績や課外活動をカウンセラーの方に見ていただき、奨学金のオファーを沢山貰えそうということだったのでこのプログラムを利用させていただきました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
- 学費が比較的安かったこと。
- 自分の専攻したい学部以外の学部が多くあったこと。
- 学生全員にコンピューター(macかwindows)とiPadを支給していたこと。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
英語力です。高校時代には特に英語が得意なわけではなかったので、自分の英語力にとても不安がありました。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
TOEFLで一定以上の点数が取れない限り進学ができない事がわかっていたので、TOEFLの勉強に集中していました。主にTOEFL用の単語帳、公式問題集、TOEFL対策のオンラインレッスン(mytutor)を受けていました。TOEFLはできるだけ早く受ける事をお勧めします。初めてTOEFLを受けた時には、問題すら殆ど理解できずスコアは散々でした。受験後には目標と今の自分の実力の差を知ることができ、勉強方法を修正する事が出来ました。受験料は決して安くはないですが、何か月も間違った勉強をするよりいいと思います。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
英語の授業です。英語の授業は本当に大変でした。沢山の課題が出され本を読んだりエッセーを書いたりととても大変でした。それに加えアメリカ人の学生とグループディスカッションをする機会が多かったので、付いていくので精一杯でした。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
英語の勉強です。アメリカに来たばかりの頃は周りの人が何を言っているのか殆ど理解することができなかったので、ひたすら英語を勉強していました。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
英語は確実に上達していると思います。特にエッセーの書き方は厳しく指導されたので、論理的に文章を書く技術は向上したと思います。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
英語の勉強です。特に日常会話の練習をしておくべきだったと思います。アメリカに来て、想像以上にアメリカ人の学生の話す速さとスラングの多さに驚きました。もう一つ、大学で習う内容を日本語でもいいので予備知識があると、勉強をすすめる上でとても役に立つと思います。自分の場合は数学と物理は高校で基礎的なことを理解していたので、数学や物理の勉強時間を英語の勉強に充てることができました。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
まだ2学期目が終了したばかりで実際に役に立った経験は無いですが、英語や多様性への理解力は将来生きるかもしれません。
留学をしてよかったと思いますか?
よかったと思います。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
留学生用の相談室や、英文や課題の添削を無料で受けられる施設があるので、サポートは充実していると思います。ただし困った時には声を出さないと誰も助けてくれないと思います。課題の提出をしない場合には、教授は誰も注意してくれません。そのまま授業の単位が取れないだけです。
寮生活で良かったことは何ですか?
大学からとても近いので、教室やカフェにすぐに行ける事とアメリカ人のルームメイトと生活ができることです。
寮生活で困ったことはありましたか?
特にありません。
休日は何をして過ごしていますか?
土曜日は部屋でゆっくりしていることが多いです。週末には多くの課題が出るので、日曜日はほとんどの時間を課題を終わらせるのに使っています。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
専攻科目の物理以外にプログラミングに興味があるので、今はプログラミングも頑張っています。
どのようにして友人ができましたか?
大学のカフェや寮で会った人と友達になりました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
ビデオゲームに熱中している人やドイツ語がベラベラな人など、色々な人がいます。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
大学の周りはすごく静かで近くに湖などがあり、とてもきれいな場所です。冬は雪が沢山降って寒い時にはマイナス20度くらいになります。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
冬休みはニューヨークに旅行に行っていました。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?
物理学部で電子工学を専攻しています。科学の基本である物理学に高校時代から興味があった事と、機械がどのように動くかを勉強したかったので物理学を選びました。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
英語です。アメリカ人の学生と混ざってディスカッションをする事や課題をこなす事がとても大変でした。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
物理の実験です。まず実験ではデータを取り物理法則を見つけます。そして実験で発見した法則を応用して、つり橋の設計をしたりする事がとても楽しかったです。授業の後も好きなだけ残って実験をすることや、教授と議論することが出来たので、とても楽しい授業でした。
どんな教授がいましたか?
50分間のほとんどを講義にあてる教授やグループワークを好む教授、課題が多い教授少ない教授など色々な教授がいます。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業時間は一日平均3~4時間程度です。勉強時間は一日5~7時間程度です。勉強場所は主に図書館です。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
個人的な意見では、授業の中で教授が生徒の意見をあまり否定しない事だと思います。そのため教室内には発言しやすい雰囲気があると思います。それに加えて予習をしてきてあたりまえという雰囲気もありとても刺激を受けます。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
自分も最初は授業についていけるかとても心配でした。実際授業についていくのは大変でしたが、シラバスをしっかり読み予習復習をすることで、授業で教授が話している事をある程度理解することが出来ました。授業でわからない事があった時には教授に質問をすれば親切に答えてくれると思います。大変かもしれませんが、ある程度時間をとって勉強をすれば成績はA,B,C,DのうちAをとる事も十分可能です。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
今この文章を読んでいる方は留学に対して高い関心があるはずです。留学をして周りの環境を大きく変える事で、沢山の事を学ぶ機会を得る事が出来ると思います。多少英語が苦手でも根性や熱意があれば十分に大学の授業についていく事は可能だと思います。目標を定めて一歩踏み出した時には目標の半分はもう達成されているといいます。勇気を出して留学に挑戦してみてはどうでしょうか。