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アメリカ大学留学奨学金体験談(ミズーリ州)
リンデンウッド大学(Lindenwood university)
たとえ困難に直面してもしっかりと考え自分で行動すれば必ず乗り越えられる
- 村田 桜 さん
- リンデンウッド大学(Lindenwood university / ミズーリ州)
- 専攻:International relations, Asian-pacific security
- 出身校:飯能高校
- 留学期間:2022年8月~(卒業予定)2027年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
もともと海外の大学に進学したかったのと言語を学ぶことが好きだったので、英語にこだわらずいくつかの言語も独学で勉強していました。週に4日ぐらいアルバイトもしていました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
14歳の時に友達と二人、人生で初めて飛行機に乗って旅行した場所がアメリカのニューヨークでした。そこで今まで経験したことのないような新しい世界に魅了され、その時からアメリカという国に憧れを抱いていました。人生で一度でもいいから、アメリカの社会の中で生きてみたいという気持ちがあったのでアメリカへの大学進学を選びました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
アメリカの大学の学費が高すぎて、留学を断念しかけていた時に、たまたまインスタのポストでこの奨学金プログラムを知り内容も気に入ったので利用しました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
主に費用と規模を基準に今の大学を選びました。小さめのクラスがよかったので、なるべく大学の規模が大きすぎない大学を選びました。また、ISFという留学生をサポートするボランティア団体に興味があったからです。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
英語での授業についていけるかと寮生活がとても不安でした。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
食事です。最初の一年は本当に学食が口に合わず、毎日が辛かったです。食事を楽しむことはなく、ただ養分を摂取しているだけのように感じていました。時には学食で買ったハンバーガーがカビていて、その後しばらくハンバーガーが食べられなくなったこともありました。"Freshman 15"なんて言葉がありますが、私の場合は逆にアメリカに来てから痩せました。日本から持ってきた日本食とAmazonで買った辛ラーメンでなんとか食いつないでいました。しかし、二年目になると大学の学食の質が向上したため、あまり困らなくなりました。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
全体的に積極性が増しました。アメリカでは自分から主張しないと何も得られません。
あとは、まあなんとかなるか精神が身についたことです。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
日本についてもっと勉強しておけばよかったと思いました。文化、言語、歴史、政治など、日本についていろいろなことを質問されます。やはり、日本人として母国については答えられるようにしておかないといけないと感じました。
留学をしてよかったと思いますか?
とてもよかったです!!!!!
【大学生活について】
大学のサポート体制はどうでしたか?
サポート体制は充実していると思います。特に重宝したものを紹介します。
一つ目は、入学前にinternational officeのアドバイザーにたくさんお世話になりました。質問にもすぐに答えてくれて、とても助かりました。
二つ目は、Writing centerです。初学期はほとんど毎日のように通っていた記憶があります。文法や文章の流れ、フォーマットについても教えてくれるので、文章を書く課題があるときは必ず利用していました。何度助けられたかわかりません。
三つ目は、カウンセリングセンターです。一時期、精神的に参ってしまった時期があったのですが、その時に利用しました。とても親身に相談に乗ってもらえました。学校の保険適用範囲だったので、無料で利用できました。
寮生活で良かったことは何ですか?
一つ目は、友達がすぐに会える距離にいることです。一緒にご飯を食べたり、勉強したりしています。
二つ目は、クラスまでの距離がとても近いことです。朝が弱い私にとっては、徒歩3分の通学時間はとても助かります。
寮生活で困ったことはありましたか?
ルームメイトとは特に問題は無かったのですが、スイートメイトとの折り合いが合わずかなり苦労しました。バスルームの使い方、騒音、性格から全てが合わず、話し合いを何度かしましたがそれでもうまくいかなかったので、大学側に相談して部屋を変えました。
休日は何をして過ごしていますか?
休日は自分一人で過ごす時間が欲しいタイプなので自分の部屋で過ごすことが多かったです。基本的には、課題を終わらせたり、予習をしたり、寝ることが多いです。友達とメインストリートのカフェに行ったりもしていました。
どのようにして友人ができましたか?
ISFのイベントを通して友達を作ることが多かったです。また、クラスのグループが一緒になったことがきっかけで友達になることもありました。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
違う州に行くたびに、まるで違う国に来たような感じがします。地域ごとに特色や独特の雰囲気があり、とても面白かったです。私が滞在しているミズーリ州セントチャールズは、田舎すぎず都会すぎず、勉強するには誘惑も少なく、ちょうど良い場所だと思います。ただし、天気がとても不安定な点はあまり好きではありません。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
この夏は日本に帰国して、バイトやインターンをしたり、友達と遊んだりする予定です。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか?それは何故ですか?
私はInternational Relationsを専攻しています。実はこの学問は第一希望ではなかったのですが、授業を受けてみたらとても面白かったので専攻に決めました。もともと他国の文化や国と国の関係性に興味があったので、私に合った学問だと思います。
副専攻でAsian-Pacific Securityを勉強する予定です。専攻の授業を通じて、外交と安全保障に興味を持ちました。特に東アジアの安全保障に関心を持ったため、それを副専攻として学ぶことに決めました。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
Biologyのクラスが一番大変でした。基礎のクラスなのですが、ラボのクラスだったため、グループで実験を行い、レポートを提出する課題がありました。本来は6人で1グループなのですが、私のグループはなぜか3人でレポートを書き上げなければならず、分量が多くて大変でした。また、英語での名称を覚えるのにとても苦戦しました。
どんな教授がいましたか?
基本的にはとてもフレンドリーで熱心な教授が多いです。生徒との距離も近く、気軽に質問や相談ができる雰囲気がありました。たまに人生相談なんかもしたりしていました。笑
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか?主にどこで勉強していますか?
時期などにもよりますが、大体一日4時間以上は勉強していると思います。
大体毎日午前中に対面の授業が二つあるので、その後に基本的に学校の図書館で勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
一つ目は、教授との距離が近いです。オフィスアワーが定期的にあったり、メールでも常に質問ができたりなど教授とのコミュニケーションが気軽に取れる機会がとても多いです。
二つ目は、教授が生徒に対して教授への改善点を常に欲しがっているのが日本とは違う点だなと思いました。学期末には必ずcourse evaluationがあり、それに教授への要望や改善点などを書き込みます。
三つ目は、特に日本の大学と違って、入学しても専攻を自由に変更可能な点がとても良いと思いました。このシステムのおかげで、自分が本当にやりたいことを勉強することができるので大学に行くことの価値がさらに上がると感じました。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
躊躇わずに、周りの人たちに助けを求めることが大事です。クラスメイト達も親切な人が多いので、わからないことがあったり、理解できなかったことがあったりした時は隣の人に聞いてみるのもいいと思います。絶対助けてくれます。もちろん、教授達もとても親切で熱心なので、もしレクチャーの内容が理解できなくても、教授にメールで質問したり、オフィスアワーを利用したりして自分からついていく努力をすることが大切だと思います。課題を期限内に提出し、日頃からの予習復習やテスト勉強を行うこともとても大切です。大丈夫です、やるべきことをしっかりと行っていれば授業についていけます。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
アメリカへの進学を悩んでいるのなら、絶対に行くことをお勧めします。英語力に対する心配や、慣れ親しんだ環境から離れる不安があると思いますが、それは何とかなるものです。もちろん悩むことや辛いこともたくさんありますが、困難に直面するたびにしっかりと考え、自分で行動すれば必ず乗り越えられます。その経験は、皆さんの人生をより豊かで価値あるものにしてくれるでしょう。
日本の大学に進学していたら出会えなかった人々や、できなかった経験、そして成長が待っています。海外への進学を考えている時点で、すでに人より困難な道を選ぶ覚悟があるのですから、皆さんは自分の人生に真剣に向き合っている素晴らしい方々だと思います。人生は一度きりです。どうか悔いのない選択をして、充実した人生を送ってほしいと願っています。