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アメリカ大学留学奨学金体験談(ネブラスカ州)
ネブラスカ州立シャドロンステートカレッジ(Chadron State College)
日本では見れない景色や光景を実際に見れることも留学の醍醐味
- 渡辺 里緒 さん
- ネブラスカ州立シャドロンステートカレッジ(Chadron State College / ネブラスカ州)
- 専攻:心理学
- 出身校:都立広尾高校卒業、マーセッドカレッジからの編入
- 留学期間:2024年1月~(卒業予定)2025年12月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
高校の英語部に入っていたので、留学に興味を持っていました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
高校を卒業してから日本の大学に行くことも考えていました。私の学んでいる心理学は日本と比べると、アメリカの方が心理学に関しての研究が進んでいることを知り、アメリカの大学で心理学を学んでみたいと興味をもちました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
2年制大学のマーセッドカレッジで勉強していた頃は奨学金プログラムを知らずに留学していたため、年間の授業料・生活費が良心的とは言えませんでした。パンデミックや円安の影響で再留学をあきらめようと思ったこともありました。奨学金プログラムを利用できたことでもう一度留学することができました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
今の大学は、基本的に新入生は寮生活をすることが決められているため、現地の生徒と多く交流ができると思ったからです。また、学校の周りは治安が良く勉強に集中できる環境だと思ったからです。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
授業についていけるかが不安でした。海外には、旅行で行ったことしかなかったのでとても緊張していたのを今でも覚えています。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
TOEFLのITPの勉強を、高校2年生ぐらいの時から始めました。私はとにかく単語が苦手だったので、単語帳をバイトの隙間時間に眺めていました。問題演習で分からないところがあれば、理解できるまで見直しや、学校の先生に聞きに行っていました。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
初めて会うホストファミリーやルームメイトと仲良くすることです。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
挑戦したことは、留学先で初めて陸上部に入ったことです。大会などは出ませんでしたが、他の生徒と交流する機会を得ることができとても楽しかったです。ディスカッションがあるクラスでは自分の意見をまとめて、クラスの前で発表することを頑張りました。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
留学をしてから、色々なことに興味をもって挑戦するようになりました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
もっと英語を勉強しておけばよかったと思います。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
留学を通して得たコミュニケーション能力は、人種を問わずこれから出会っていく人との関係を深めるために生かせると思います。
留学をしてよかったと思いますか?
留学中、大変だと思う時はありましたが、間違いなく留学をしてよかったと思っています。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
サポートが必要な時には、大学の教授、スタッフや先輩に、生活面・勉強面などサポートしてもらえます。
寮生活で良かったことは何ですか?
日本以外から来た留学生や現地の生徒と距離がとても近いので、自分とタイプが違う人とも仲良くなれることです。
寮生活で困ったことはありましたか?
2人部屋に住んでいた時に、夜遅くまで勉強した後にルームメイトを起こさないように気を付けなければいけなかったことです。
休日は何をして過ごしていますか?
寮の友達とご飯を作って一緒に食べたり、ジムに行っています。課題が多い時やテスト前は、図書館に行って勉強をしています。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
インターナショナルクラブでの活動や学内バイトをしています。
どのようにして友人ができましたか?
学内では毎週いくつかのイベントがあり、積極的に参加して友達ができました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
州外から来た学生、アメリカ以外から来た学生、クラブ活動を頑張っている学生など様々です。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
日本と比べて、アメリカでは自分のもつ意見をストレートに発言するところだと思います。なので、自分の考えや意見を曖昧にするのではなくはっきりとさせなければいけないと感じます。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
アメリカ国内で友達と旅行、オンラインクラスをとりました。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか?それは何故ですか?
大学では心理学を専攻しています。大学で学んだ知識や経験を活かして、将来、心理士になりたいからです。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
今まで一番大変だったのは、イングリッシュクラスです。特に、大学1年と2年目に取ったコミュニケーションクラスとライティングクラスでは自分の考えを英語で表現するのに苦労しました。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
シャドロンステートカレッジに入って初めて取った文化心理学のクラスです。国によって人々の心理的傾向が異なっていることを知ることができたからです。また、このクラスの教授が、日本の人々とアメリカの人々の行動を比較するデータを授業で使用していたので学んでいて楽しかったです。
どんな教授がいましたか?
私の取ったクラスの教授は全員、私の質問に丁寧に答えてくれました。大学には日本の文化が好きな教授もいて、日本の話題で盛り上がったこともあります。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか?主にどこで勉強していますか?
授業は一日約3~4時間、自習時間は課題の量によって変わりますが約3時間です。私は主に、図書室か自室で勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
日本の教育と比べて、アメリカの大学では自分の考えや意見を述べる機会が多いです。授業では毎回、クラスメイトとディスカッションや自分の意見を一人ずつ発表する機会があります。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
私自身、進学前は大学の授業についていくための語学力に心配がありました。然し、クラスメイトや教授にうまく英語で説明できなくてもみんな優しく聞いてくれます。焦らず、一生懸命やっていれば必ず周りの人がサポートしてくれます。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
アメリカの大学に進学するのに語学力や生活面で悩むかもしれません。私自身、日本にいる家族や友達と離れてしまうことに不安がありましたが、今ではSNSを利用していつでも連絡を取ることができます。少し勇気を出してアメリカに行けば、必ず素敵な友達や教授と出会うことができると思います。アメリカでの経験は、将来の目標やキャリアに何らかの形で生かせることができると感じます。日本では見れない景色や光景を実際に見れることも、留学の醍醐味だと思います。アメリカの大学に進学する選択肢とサポートがあるのであれば、思い切って挑戦してみるのもいいかもしれません。今でも今後の進路について悩むことはありますが、アメリカの大学に進学を決めたことは間違っていなかったと思っています。