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アメリカ大学留学奨学金体験談(ケンタッキー州)
キャンベルズビル大学(Campbellsville University)
日本を客観的に見る経験・コネクションの形成・日本人代表としての振る舞い
- 西田 馨 さん
- キャンベルズビル大学(Campbellsville University / ケンタッキー州)
- 専攻:Business Administration
- 出身校:横須賀学院高等学校
- 留学期間:2023年8月~(卒業予定)2027年6月
留学前について
(1)留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
留学前は高校を卒業してから半年間時間があったので、主にバイトをし留学資金(生活費)を賄うため働きました。その間に英語の勉強、アスリートなのでトレーニングなど、着々と留学の字準備をしました。また、時間があるうちに自分と向き合い留学の目標や自らの目標を明確にしました。
(2)なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
もともと高校でアメリカに1年間留学した際に、アメリカの大学進学が目標となりました。自分はスポーツエンターテイメント産業に興味があり、日本の市場規模の十倍以上の市場のアメリカでスポーツマネジメントそしてビジネスを勉強したいと思ったことがきっかけです。
また、アメリカンフットボールをカレッジレベルで挑戦できる機会もありアメリカ大学への進学に挑戦しました。
(3)なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
やはり金額が比較的安価な学校を選ぶことができ、ある程度の成績を維持すれば持続的に奨学金を受け取ることができるため。
(4)なぜ、今の大学を選びましたか?
金額をベースに現在の大学を選びました。
(5)留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
私の理想像大学と現実の差
(6)どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
私は英会話が得意なので主にリーディングとライティングに力を入れました。ライティングはコツを掴むだけで点数が上げやすいので、伸び悩んでいる方はライティングがおすすめです。
留学中について
(1)留学先で一番大変だったことは何ですか?
田舎に大学があるため、私が目指したコネクション作りが思ったほどうまくいかなかった。
大学以外特に周りに何もなく移動手段もなかった僕は少し不自由でした。
(2)留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
留学先ではアメリカの大学レベルのアメリカンフットボールに挑戦しました。
また成績もGPA3.8と頑張ることができた。
(3)留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
与えられた環境の中で最後までやり切ること、そして試行錯誤してできる限りの経験とコネクションを作り出す力。
(4)今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
日本国内の旅行。
留学前にある程度自分の通う大学のリサーチ
(5)留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
何もない状態から自ら何かを作り出す力。
環境で言い訳をせずに与えられた環境の中でベストな状態を作り出す力。
これらの成功体験は社会に出た後も、必ず役立つと思います。
(6)留学をしてよかったと思いますか?
してよかったと思います!
大学生活について
(1)大学のサポート体制はどうでしたか?
大学のサポートはあまり使用しませんでしたが、留学生に向けてのサービスを多彩にありました。
(2)寮生活で良かったことは何ですか?
この歳になって一つの狭い部屋を誰かと共有する経験をする人は多くはないなか、完全プライベートなしの生活を乗り切った経験はかなりの成功体験です。
またルームメイトとの良好でダイレクトなコミュニケーションは今後も何かを直接的に意見する時に役立つと思います。
(3)寮生活で困ったことはありましたか?
共有のトイレやシャワーが常に汚いので日本のシャワーやトイレが恋しくなりました。
私は自炊が好きなので、キッチンがなく食べるものにある程度制限があるのも少しながらですがストレスでした。
また一人部屋ではないため、就寝時の騒音や光なども困ったポイントの一つでもあります。
(4)休日は何をして過ごしていますか?
休日はアメフトの試合や友達と出かけたりしました。
友達とはボーリングや、ボート、湖、ジムなどさまざまなところに行きました。
(5)大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
大学ではより多くの出会いと友達作りに励みました。
田舎で常に何もない生活の中で、いかにコミュニティーに属し様々なコネクションを作り出すことによって様々な機会を作ることができた。
自らのビジネスを開始するための基礎の構築。
筋トレ。
(6)どのようにして友人ができましたか?
僕はフットボールチームに属しているので、チームメイトとは自然に仲良くなれました。
また、とある日に隣にいる人に容赦無く話しかけたことがきっかけで、1年中よく一緒にいるような友達コミュニティーができたりと積極的なコミュニケーションによって友達ができました。
現地のアメリカ人と友達になるコツは、日本人というキャラを理解しマイノリティーの力を利用してネタやギャグを言うとかなりウケます。
(7)周囲の学生にはどんな人がいましたか?
他の国からの留学生、日本人留学生、アスリート、現地のアメリカ人
(8)アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
ケンタッキー州は自然が豊かな州でした。キャンベルズビルは小さな街でコミュニティーも少ない街でしたが、一人一人がお互いを深く知っているような街だと思います。
(9)夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
夏休みや冬休みは高校で留学していたサウスカロライナへ帰宅し友達や恋人、ホストファミリーと良い時間を過ごしました。
大学での勉強について
(1)留学先の大学では何を専攻していますか?それは何故ですか?
ビジネス(起業学)
もともと自らゼロイチで何かをすることに興味があったため起業を専門的に学べる学問があったため専攻しました。
(2)今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
やはり英語の授業は英語力が問われるエッセイが多いので少し他の授業よりも難しく感じた。
(3)お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
社会学の授業はクリエイティブで様々なことを考えさせられる授業だった。
(4)どんな教授がいましたか?
面白い教授はいましたが、正直あまり魅力的な教授が少なかった。
(5)一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業は毎日2クラスでした。オンラインで2つの授業を受けていました。
授業は月水金は50分火木は1時間15分でした。オンラインの授業は1週間ごとに課題があり、自らのペースで終わらせるスタイルでした。
毎日の勉強、自習時間は1~2時間でテスト期間や大きなEssayがある時には3~4時間勉強していた日もあります。
(6)アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
やはりリベラルアール大学のためより多くの種類の授業が受けられたことは良かったと思います。日本だと学部受験が主流ですが、学部に囚われず教養からより多くの学問に触れらる機会は素晴らしいと思いました。
(7)アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
絶対についていけます。大学レベルによると思いますが、思っていたより簡単でした。教授と生徒の比率が近い大学は特に、自ら質問などに行くと手厚くケアしてもらうことができるのでまずは教授に顔を覚えてもらうことが大事だと感じています。英語力は最悪授業中に聞き取れなくても割とその後のリサーチや勉強の努力で成績を取ることは可能だと思います。わからないことを常に質問しまくることが大切です!
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
アメリカ大学と言っても様々なオプションがあります。リベラルアーツ大学、州立大学、総合大学などなど。アメリカ大学といった大枠に囚われず、様々な大学や周辺の地域をよく調べ、自分のやりたいことと各大学と照らし合わせることが大切だと思います。アメリカ大学といった響きは良いものの、結局は地域や大学によって環境が大きく変わるので情報収集は必要不可欠です!
しかしアメリカの大学へ進学すると、日本を客観的に見る経験や、よりグローバルな視野とコネクションの形成、日本人代表としての振る舞い、グローバルな環境でのアイデンティティーの確立など、様々なメリットがあります。また、語学力の向上や異文化理解の深化にも繋がります。経済的な準備が必要ですが、自分の目標や将来のキャリアプランに合った選択をすることで、豊かな学びの経験を得るができると思います。