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アメリカ大学留学奨学金体験談(ウィスコンシン州)
ウィスコンシン大学スーペリア校(University of Wisconsin Stout)
悩みの種はその場で解決、大抵のことはなんとかなります
- 河崎 将寛 さん
- ウィスコンシン大学スーペリア校(University of Wisconsin Stout / ウィスコンシン州)
- 専攻:Health, wellness, and fitness
- 出身校:某市立高校
- 留学期間:2022年8月~(卒業予定)2026年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
高校生の頃は留学に必要な英語力を証明する試験を受けるために、英語の勉強は特に力を入れて行っていました。
高校卒業後は、留学に必要な書類(ビザや海外保険)を手に入れたり、大学と直接メールでやり取りすることで忙しかったです。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
自分の勉強したい学科がアメリカの方が人気があるからです。日本でも運動生理学は一応ありますが、海外大学の方が有名だという事でアメリカを選びました。英語も高校時代から得意でしたので、アドバンテージを活かせるとも思いました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
どこの大学にどのように応募すればよいのかが分からなかったためです。それからこのプログラムを利用すれば奨学金を得られる大学に入学することができたからです。自力で探してアプライするのも難しくはないですが、面倒ではあります。そんな時にこのプログラムを通すとある程度、成り行きで進むので少し楽になりました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
まず、自分の学びたい運動生理学の学科があることです。それからジムが大学内にあったことです。立地やサイズなどはあまり考慮に入れていませんでした。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
特にはないです。強いて言えば、大学にたどり着けるのかの交通の部分です。アメリカの交通機関を使ったことがなかったので少し不安でしたが、何ともありませんでした。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
高校の英語の教育レベルにもよるとは思いますが、まずそれを網羅することです。高校レベルの英語は文法を全て学ぶのに適していますが、四技能に関しては自力で伸ばすしかないです。自分はTOEFLをずっと受けていたので文法問題などはなく四技能を試される形でしたが、一番苦戦したのはスピーキングでした。試験の為にスピーキングを練習してもいいでしょうが、独り言を英語で言うという事をやって普段から英語の発音とだたしい文法で話すことを意識していました。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
課題です。多いです。慣れればなんとかなりますが、要領を掴むまでは厳しかったです。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
好成績をとることです。課題は厳しいですが時間通りに提出できれば、ちゃんと成績はつきます。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
自分の外見に対する感覚。アメリカでおしゃれしてる人は本当に少ないので気軽に服を着れるようになりました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
ないです。自分の中では完璧な状態で行きました。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
日本で済んでいるだけでは得られない経験や人望に巡り合うことができます。それらから感じたことや学んだことから人生に対する視野は大きく変わることがあると思います。将来なりたい職業も日本にいた時より選択肢?というか目指したいものは増えました。
留学をしてよかったと思いますか?
世界中から様々な人がアメリカに留学しに来るので、アメリカ人以外の友人も増えたのが個人的に面白かったです。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
良かったと思います。私は使いませんでしたが、精神的な健康をサポートする場所も用意されていました。
寮生活で良かったことは何ですか?
他の寮生との距離が近いことです。大学内でのイベントなどに彼らと行きやすいので友達になりやすいうえに距離も縮めやすいと思いました。
寮生活で困ったことはありましたか?
キッチンやトイレの使い方がひどい人が居ることです。クリーナーの方に注意を受けながらもそれを直す兆しが全くないと呆れました。
休日は何をして過ごしていますか?
課題を行ったり、友人と遊んだりしていました。車を持っている友人がいると移動範囲が広がるので都市などへ行くこともできます。学内でバイトをしている人もいました。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
正直ないです。勉強が忙しいので他の事をやる気力がありませんでした。インターンシップを来年の夏にはしたいのでそれに向けて情報収集(大学内での職業紹介イベント等)を積極的に行いたいです。
どのようにして友人ができましたか?
大学内でのイベントに参加することです。大抵メールや大学の公式アプリからどの様なイベントが行われているか確認できます。また留学生同士は、留学生用のオリエンテーションが用意されていたので、そこで皆と顔見知りになることはできます。後は積極的に話しかけに行くことが大事です。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
僕と同じように筋トレが好きな人や、ゲーマーなど幅広くいました。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
既に記入したように服装が結構ゆるいです。私服に凝らなくていいので楽でした。
日本より大雑把な感じです。私はそこがすきですが、生真面目な人には気になるかもしれません。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
夏休みは現在日本に帰ってきています。来年はインターンシップに挑戦してみたいです。
冬休みは1か月で日本に帰るには短かったので、ニューヨークへ旅行に行きました。友達とホテルの部屋を分け合ったので割と安く済ませることができて楽しかったです。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?
Health, wellness, and fitnessを専攻しています。端的にいえば運動生理学です。
筋トレにはまって高校生の頃熱中していたからです。選んだときは将来に活かすなどは全く考えておらず、純粋に学びたいからという気持ちがあったからです。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
Philosophy business ethicsです。オンラインの授業でしたが、試験が大変でした。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
科学系の授業が好きです。生物や化学をこれまでうけましたが普通に面白かったです。また専攻に必要な授業の運動生理学を学ぶのも個人的には面白かったです。
どんな教授がいましたか?
柔軟な教授が多いイメージです。メールを送って報告をしっかりと行えば大目に見てくれる教授も居ます。友人から聞いた話だと、遅刻を絶対に許さないような厳しい教授もいるそうですがまだ運よく会ったことはありません。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業時間は平均3時間くらいです。自習時間は課題をやるのに最低2時間くらいからです。課題内容によってもかける時間は変わります。英語などのエッセイを書く場合にはライティングセンターというところやアメリカ人のネイティブに添削してもらう必要があるので時間がかかります。寮の部屋か、友達と勉強したければカフェテリアなどで勉強していました。静かな図書館で勉強する人もいました。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
試験だけではなく課題が占める成績の割合が大きいというところでしょうか。いくら定期試験の結果が良くても課題を逃しているといい成績は絶対といっていいほど取れないです。逆にいえば定期試験でつまづいても課題が救ってくれることがあります。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
英語は聞き取れるに越したことはないですが、授業に必要なことはキャンバスに全て書かれています。また、教授に個人的にメールを送ればそれに対応してくれる教授がほとんどなので、やりとりをした方がいいでしょう。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
アドバイスになるかわかりませんが、私が言いたいのは迷わず行けという事です。悩みの種はその場で解決すべしだと思っていますし、大抵のことはなんとかなります。
私は特段アメリカへ留学することに抵抗はありませんでした。というのも、良いところを見ていたからです。アメリカの大学ってこんな感じなんだろうなみたいな漠然としたイメージでもポジティブならそれが原動力になることはあります。不安を抱えたところでそれは不安のままですし、その場に行ってみないと分からないこともあります。例えば、アジア人差別なんか全く考えていませんでしたし、仮にその状況に面しても「別にいいや」で済ませようとも思っていました。実際のところはそんな事起こりもしませんでした。不安の8割は現実には起こらないと聞いたことがあります。プラシーボです。残りの2割に気を遣うくらいならポジティブなことに全力を注いだ方が楽しいと思います。