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アメリカ大学奨学金留学体験談（ミズーリ州）
リンデンウッド大学（Lindenwood University）
自分がやってみたい、そのために頑張ってみたいと思える方に行くのが大事
- 行 睦美 さん
- リンデンウッド大学（Lindenwood University / ミズーリ州）
- 大学での専攻（予定）：Sociology
- 日本での出身校：大阪府立三国丘高校
- 留学期間：2021年1月～（卒業予定）2024年12月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか？
高校生時代：毎日部活動をして、普通の高校生活を送っていました。それと同時に、高校が行なっていた課外授業のメンバーに入り、国際問題やリーダーシップについても勉強していました。 高校2年の夏に、１週間アメリカの大学に研修に行く機会があり、ビジネスの入門について勉強したり、国連に訪問したりしました。
高校卒業から大学入学まで：アルバイトをしたり、オンラインの勉強会に参加したりしました。夏頃には、ポートランド州立大学が主催していた、英語研修に参加しました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか？
高校2年の時に参加した研修で、現地の大学生の研究発表会を見学する機会がありました。何を話しているかはほとんど分かりませんでしたが、積極的に発表内容に質問する生徒や、学生同士の活発なディスカッションを見て、とても刺激を受けました。また、多文化が共生するまちづくりに興味があり、留学生の多い大学で大学生活を送りたいとも思っていました。アメリカの大学では、専攻の変更が柔軟にできるので、まだ何を専門的に学びたいのか具体的に決まっていなかった私にはとてもありがたい仕組みでした。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか？
最終的に海外進学を決めたのが高校3年の夏と少し遅かったのと、同じ状況で奨学金プログラムを使って留学した先輩がいらっしゃったので私も利用することにしました。
なぜ、今の大学を選びましたか？
奨学金付きで受け入れてもらえる大学リストの中で、一番留学生が多く、多様性があったからです。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか？
英語力がアメリカでの生活に足りるか全く自信はなかったのですが、留学が始まってから成長すれば大丈夫！と思ってあまり不安ではありませんでした。あとは、入学に必要な手続きが問題なくできているかが少し不安でした。
どのように英語学習を進めましたか？また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
TOEFL Official bookの問題集を何回も解きました。リスニング力はListeningの問題だけでなく、Speaking, Writingにも必要なので特に頑張りました。TOEFLの音源を声に出してディクテーションし、英語のスピードに慣れました。Writingは、サンプルをお手本に型を身につけました。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか？
友達作りが大変でした。最初の頃は、オンライン授業だったので友達を作る機会がなかなかありませんでした。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
授業で積極的になれるように頑張りました。留学生向けの英語の授業で南米出身のクラスメイトたちがとても積極的で、私も負けないようにわからないところや、もっと知りたいと思ったことを授業中や授業後に先生に聞くようにしました。生活面では、オンラインバンクを開く際にトラブルがあり1人で支店に行ったことです。留学２ヶ月目ながら、自分でも頑張ったと思います。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか？
自分に少し自信がついたように感じます。まだ、1学期しか経っていませんが、「私でもアメリカで1学期の間勉強して生活できたんだ！」と、帰りの空港で思いました。また、お店などで手違いがあった時なども我慢せずに交渉したり、取り替えてもらったり主張できるようになりました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか？
日本についての勉強はもっとしておけばよかったなと思いました。アメリカのことを勉強すると同時に日本とどう違うかを考えるためには、やはり日本のことをもっとよく理解しておかないといけないなと思います。また、家族ともっと他愛ない会話をしておけばよかったなと思いました。海外に来るとすぐ家には帰れないので、次帰国したら家族、特に祖母と話をしたいなと思います。あと、日本の家庭料理を家族に教えてもらうのもいいと思います！
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか？
これからまだ約3年半留学生活は残っていますが、その中で得られることは全て今後の人生に活きると思います。英語力はもちろん、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと大学生活を過ごすことで、他の文化への理解や自分の柔軟性が鍛えられると思います。
留学をしてよかったと思いますか？
留学をしてよかったと本当に思います。大変なことはありますが、日本の大学に進んでいればよかったなと思うことは一度もないです。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか？
留学生サポートのアドバイザーには入学前から本当によく手伝ってもらいました。International Student Fellowshipをサポートしてくれる地域のボランティアの方々にもいつもお世話になっています。大きな荷物を置いておく倉庫を貸してもらったり、空港まで送ってもらったりしました。
寮生活で良かったことは何ですか？
友達と気軽に会えることです。学校内に友達がいるので一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったりできました。
寮生活で困ったことはありましたか？
キッチンがないので、自由に料理できないことです。小さいケトルを買って、お湯をかけるだけでできるインスタントものを買って保存していました。
休日は何をして過ごしていますか？
宿題が多い週は図書館で勉強していました。普段は、友達とメインストリートに遊びに行ったりご飯を食べに行ったりしています。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
学期の後半から、International Student Fellowshipの活動に参加しはじめました。次の学期から、学内のオーケストラに参加する予定です。
どのようにして友人ができましたか？
交友関係の広い友達と知り合ってから友達が増えました。また、学内のイベントに参加し、新しい友達ができたり、友達の友達と知り合ったりすることで交友関係が広がりました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか？
思っていたよりたくさんの国から留学生が来ていました。スポーツが盛んで、アスリートの学生が多いです。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
大学のあるミズーリ州戦とチャールズは、田舎と都市部の間のような感じで、私の地元と似た雰囲気なのでとても過ごしやすいです。地域的には白人社会だと思いますが、皆さんとても優しいです。大学の周りは夜に1人で出歩いたりしない限りは安全で、勉強に集中できる環境だと思います。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか？
今回は日本には帰らず、ヒューストンに単身赴任している父の家に滞在しています。ボランティアや旅行をして過ごしています。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか（する予定ですか）？それは何故ですか？
Sociologyを専攻する予定です。広い分野なので、まちづくりの中でも何を専門にするか、この専攻で見つけたいなと思っています。また、アドバイザーと相談してPublic Administrationを副専攻にすることも視野に入れています。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか？
Speakingの授業が大変でした。毎週、動画を撮って提出する課題は、大変でしたが発音や英語で話すことにかなり慣れられたと思います。
どんな教授がいましたか？
どの教授も基本的には、質問をするとメールでもすぐ答えてもらえて生徒との距離がとても近いです。友達に話を聞いていると、課題の量が多かったり、採点がとても厳しい教授がいたりするらしいのでRate my professorを利用したり、履修登録する前に授業を受けた友達に話を聞くのが大事だなと思いました。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか（授業時間、自習時間のそれぞれで）？主にどこで勉強していますか？
午前中に授業を受けて、午後は図書館で4?５時間勉強しています。私は自分の部屋では勉強に集中できないので、主に図書館、または寮の共有スペースで勉強していました。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか？
地元出身の学生も留学生もアスリート含めて、よく勉強していると思います。課題も多く、それがG P Aに大きく関わってくるので、毎日図書館などで勉強しています。その分、休むときとのメリハリがはっきりしています。ファイナルの週に、学内でイベントがあったりと、日中はしっかり勉強する分、夜は遊ぶというように、ストレスとの付き合い方がみんな上手いように感じます。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
授業中に聞きたいことがあればすぐに教授や、チューターに聞くのが大事だと思います。予習復習の時や、課題をするときに質問があってもすぐに聞けば、丁寧に答えてもらえますし、授業で置いていかれることもないと思います。また、課題も多いので、今日やることをメモしておくのもコツだと思います。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
最初は、他の友達の方に日本の大学を受験するために受験勉強していました。でもその中で、アメリカの大学で勉強することに憧れを抱いていました。アメリカの大学に行くためなら、今努力したいと思えたのでこの道を選びました。自分がやってみたい、そのために頑張ってみたいと思える方に行くのが大事だと思います！
