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アメリカ大学留学奨学金体験談(ミズーリ州)
リンデンウッド大学(Lindenwood University)
困難にぶちあたったその先には今まで見えなかった世界が待っています
- 塚本 優希 さん
- リンデンウッド大学(Lindenwood University / ミズーリ州)
- 大学での専攻:Computer Science
- 日本での出身校:静岡県立浜松西高等学校
- 留学期間:2018年8月~(卒業予定)2021年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
アメリカの大学に進学すると決めたのが高3になってからだったので、それまでは日本の大学を受験するつもりで部活の合間を縫ってひたすら勉強していました。部活を引退してからは、英語のみの勉強に切り替え留学直前までバイトでお金を貯めていました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
身内がアメリカの大学を卒業して現地でバリバリ働いていたので、その話を聞く中でアメリカに対して漠然とした憧れが常にありました。加えて将来はグローバルに働きたいという思いが強かったので、それを叶えるためにはアメリカの大学に進学するのが一番の近道になると考えました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
私が元々アメリカへの進学を諦めていた理由が、金銭的事情によるものでした。学費を大きくカバーしてくれるこの奨学金のプログラムを知って、藁にも縋る思いで応募しました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
私が頂いたリストに載っていた大学の中で私の専攻したかったコンピューターサイエンスのランキングが一番高く、さらに学費も一番良心的だった為です。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
スピーキング、リスニング共にダメダメで人見知りも結構激しいので友達が出来るか不安でした。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
TOEFL:一つの基準である80点を超えるために3 回ほど受験しました。その中で個人的に一番大事だと思ったのが単語力です。1、2回目の受験では単語学習をおろそかにしていた為得意であるリーディングの分野でも点数が全く取れませんでした。受験3回目は、参考書に載っている英単語全て(約4000単語)を完璧に覚えて挑んだため、読んでいても聞いていても「全く意味が分からない」ということが無くなり大幅に点数を上げることが出来ました。TOEFL受験まで準備期間が短い場合は、技術を大幅に伸ばすことは正直厳しいのでとにかく単語を優先的に覚えることが大事だと思います。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
テスト度にのしかかるプレッシャーとストレスには全く慣れません。特に難易度の高い理系のクラスではいつもヒヤヒヤしてますね。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
私の大学ではテストの結果に応じて留学生の為の英語のクラスをレベル別で受けなければいけないのですが、入学当時私は本当に英語が出来なかったので一番下のクラスからスタートしました。このままではマズいと思い、この1年半とにかくがむしゃらに勉強してきました。辛いときばかりだったし今も壁にぶち当たりまくってますが、英語を使った勉強が楽しいとやっと心から思えるようになってきました。現在は学業に加えて、チューターとしてネイティヴ相手に数学をはじめとした理系教科を教えています。ここまで成長しました(笑)
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
学ぶことに対して貪欲になりました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
留学前からある程度英語が喋れる人は間違いなく有利だなと日々実感しますので、やはりアメリカに来る前から英語に対してもっと本気で取り組むべきでしたね。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
英語や勉強面だけでなく、多文化に触れながら様々な人と関わりあって生活していく中で視野だったり対応力は非常に柔軟になると思います。またボストンキャリアフォーラムでも実感したのですが、日本にある様々な企業において正規留学生の需要は非常に大きいです。
留学をしてよかったと思いますか?
100% Yesです。やはり日本は恋しくなりますが(笑)
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
私の大学は留学生が非常に多いので、体制は整えられている方だと思います。またISFという地域の人々による留学生へのサポート団体もあり、様々なアクティビティを企画してくれたり空港への送迎や長期休み中の滞在をヘルプしてくれたりととても優しい方たちです。
寮生活で良かったことは何ですか?
大学内に住むと学業にバッチリ専念出来るので良いです。
寮生活で困ったことはありましたか?
ルームメイトとの関係は別に悪くは無かったのですが、起床、就寝時刻が全く違ったのでお互い気を遣って疲れちゃった感はありました。
休日は何をして過ごしていますか?
テスト前や宿題が多い週は土日とも勉強に充てていますが、基本的には外食したり好きなことをしてまったりしたりと最低限の息抜きはするようにしています。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
上記でも述べましたが、チューターとして働いています。自分の好きな分野で仕事をするのはとても楽しいです。
どのようにして友人ができましたか?
理系の生徒は母数が少ないので皆自然と仲良くなります。特にチューターを始めてからは数学繋がりで色々な人と仲良くなりました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
仲の良い友達は基本的に勉強に熱心な人が多いです。私の大学では、アメリカ人よりも留学生の方が学業においては目立っているイメージです。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
近くにセントルイスという大きな街がありますが、大学自体は田舎に位置しているので基本的にのんびりしていて優しい人が多いです。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
他の大学で授業を取りました。来年の夏は日本でインターンをする予定です。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?
コンピューターサイエンスを専攻しています。元々テクノロジーにとても興味があってそれに関連した理系専攻で勝負したかったのと、コンピューターサイエンスは就職に有利と聞いたのでこの専攻に決めました。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
Javaというプログラミングの言語を学ぶクラスです。プロジェクトに取り組んでいる期間は毎日夢の中でもコードと書いていたくらい悩まされました。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
Javaのクラスです(笑)難しいクラスほど学び甲斐があります。
どんな教授がいましたか?
理系の教授はクラスのレベルが上がるほど熱血的な人が多いです。クラスの人数が少なく教授との距離が近いため、どんな質問にも1対1で親切に答えてくれます。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業時間は1日平均して3時間ほどです。平日はクラス外で最低3時間程、日曜日は8時間程勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
やはり授業に対する積極性でしょうか。日本は出る杭は打たれる現象が起きがちですが、アメリカでそんなものはありません。教授と生徒とのディスカッションが日々繰り広げられています。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
ハードなのは事実です。ただ、教授たちは生徒の努力をきちんと認めてくれます。学ぶには最高の環境です。大変なのはみんな一緒です。大丈夫!
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。
一括りでアメリカの大学と言っても、当たり前ですが人によって大学生活は全く違うものです。勉強にすべてを捧げるも良し、パーティーに明け暮れるのもそれまた良しだと思います。アメリカに来た後もどうなるかは結局本人次第。留学前に想像していたものとは全く違うものかもしれない。不安なこと、大変なことばかりかもしれない。でも、困難にぶちあたったその先には今まで見えなかった世界が待っています。どんな大学生活を送ろうと、人生の糧になるのは間違いないと思います。..やらない後悔はその先知らず、です ^^