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アメリカ大学留学奨学金体験談(イリノイ州)
リンデンウッド大学ベルビル校(Lindenwood University-Belleville)
留学は必ずあとの人生に影響してくれますし素晴らしい経験になる

- 森本 はみ さん
- リンデンウッド大学ベルビル校(Lindenwood University-Belleville / イリノイ州)
- 専攻:マスコミュニケーション
- 出身校:東京都立江北高等学校
- 期間:2016年8月~(卒業予定)2019年12月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
高校二年生の冬くらいから毎日TOEFLの勉強をしていました。多い時で一日10時間程近所のカフェにこもっていました。必要とされているスコアが取れた後は留学に行く前に日本でできるだけ沢山の思い出を作ろうと友達と遊んでいました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?

中学生の頃から英語が好きで人生の中で一度は留学がしたいと思っていました。高校二年生の終わりごろまでは日本の大学や専門に進学するつもりでいましたが、母親に奨学金がもらえて国内の大学と変わらないくらいのお金でアメリカの大学に行けるプログラムがあると聞いて迷わずそちらを選択しました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
奨学金なしで留学するのはあまりに高いので諦めていましたし、自分で奨学金を出してくれる大学を探すのは知識も何もない私にとって困難だったので利用しました。
なぜ、今の大学を選びましたか?
まず第一に授業料が安かったのと、GPAを一定以上に保つと最高24単位まで授業が取れると聞いて卒業をできるだけ早くしたいと思った私に向いていると思ったからです。私は二回転校していて、一番最初はケンタッキー州の大学に一年間いて、その後ワシントン州のコミュニティカレッジに移りました。ですがやはり四年生を卒業したいと考え直し、リンデンウッド大学に入ろうと思いました。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
高校で二週間だけですがアメリカでホームステイをしていたこともあり不安は特にありませんでした。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
私はとりあえず問題集を買って解いてみて、間違えてしまったところをノートにまとめて理解したうえで繰り返し解いていました。一冊完璧にできるようになったら次の教材という形で買い進めていました。また、単語も並行して暗記していました。通学中は電車でTEDトークを聞いたり無料のアプリのリスニング問題を聞き流したりしていました。暇なときはアメリカの映画を字幕付きで見ていました。これは知らないうちにネイティブの言い回しが頭に入っているので意外とためになります。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?

一番大変だったことは何か問題が起きた時に、誰かに英語でその旨を伝えて自分が正しいと思う事を貫くことです。大抵の場合はただ英語が理解できない留学生のようにあしらわれてしまい論破されがちなので、粘り強く自分の意志を人に伝え分かってもらうのがとても大変でした。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
GPAの4.0保持です。3セメスター目で、Bが2つやさらにFになりかけているクラスすらあったので諦めかけていたのですが、何とかオールAを取ることができてとてもうれしかったです。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
私はもっと堂々と出来るようになった気がします。アメリカ人だけに限らず、外国の人は、自分は自分で人は人というスタンスを守る人が多く、基本的に自信が態度からあふれ出ていました。何かネガティブなことをいうとみんな口をそろえてなんでそんなこと言うの、あなたなら平気だよと私の肩を担いでくれるので、私ももっと堂々としていなきゃなと感じました。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
特にはありません。TOEFLのスコアが取れた後は日本でできるだけ沢山の思い出を作ることをおすすめします。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
沢山あるのですが一つ上げるとすれば、今後人付き合いをする際に大いに役立つと思います。留学では、色々な文化を持つ人が集まっていて、人の出入りが激しいので短い期間の間でも沢山の色々な人と出会います。どうやって友達になったらいいか、どうすればより仲良くなれるのかを学ぶのに丁度いい環境です。今では留学に来る前よりも一段と人付き合いが苦ではなくなりましたし、何となくではありますがコツがつかめてきたと思います。この成長は社会に出てからより役立つものだと思います。
留学をしてよかったと思いますか?
大いに思います。たまに日本の大学に行っていたらなと、友人を羨ましく思う事はあります。ですが、留学してから得た自分の中の変化や成長はとても大きく重要なものなので、留学をさせてもらえた事にとても感謝しています。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?

大学のサポート体制は、一概に良いとは言えませんが、何かわからないことがある時は個人的に教授やアドバイザーに相談しに行けば親切に手厚く面倒を見てくれます。しかし、問題が起きた時は色々なオフィスにたらい回しにされる事が多いので粘り強くいることが大切です。
寮生活で良かったことは何ですか?
寮生活の良いところはみんながいつも近くにいるので仲良くなりやすく心強いところです。コミュニティカレッジに移った時、少しの間ではありますがアパートを借りて住んでいました。その時とてつもなくホームシックになりましたし友達もいなかったこともありとても退屈していました。寮に住んでいた時はルームメイトを鬱陶しく感じてしまい一人で住みたいと思いますが、やはりみんな一緒に住むのは楽しいし沢山の思い出を作れます。ルームメイトと親友のようになる場合も多いです。
寮生活で困ったことはありましたか?
夜中の騒音です。深夜2時なのに電話で大声で話したり笑ったり、映画をヘッドフォンなしで見始める人が割と沢山います。また、ルームメイトに慣れてくると相手がたてる少しの音でも気に障ってしまう時があります。私の友達は、部屋がいつも臭くて頭痛になると悩んでいました。
休日は何をして過ごしていますか?
私は基本的に昼過ぎまで寝てゆっくりした後友達と出かけていました。車で20分程のところにセントルイスという中都市があるのでカフェ巡りなどをしていました。また、友達の家にみんなで集まってワイワイしていました。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
私はHyperlynxsというメディアクラブに入っていました。ですが自分の興味があったことではなく途中で行くのをやめてしまいました。また、ハウスメイトの子がゲイだったこともあり、LGBTクラブにも誘われてたまに参加していました。
どのようにして友人ができましたか?
私の場合、友達が友達を呼ぶという芋づる式でした。誘われるものにはできる限りYESと答え、新しい友達を作っていました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
リンデンウッド大学ベルビル校には比較的にぎやかな生徒が多い気がしました。スポーツが盛んな学校だからか、ワイワイしている感じです。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
日本で言われているほど治安の悪い国ではないと感じました。確かにだからといって気を抜いてはいけないのですが、あまり心配しなくてもいいと思います。また、私の学校の近くのセントルイスはアメリカ国内でも治安が悪いと言われているようですがフレンドリーな人が多い気がします。また、自分のことを本当の娘みたいに扱ってくれる人が多く、アメリカンファミリーをもっている留学生も沢山います。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
冬休みや春休みはアメリカ国内や南米を友達や家族と旅をしました。夏休みは日本に帰りアルバイトをしていました。今年は日本に帰らずいとこの家やホームステイで知り合ったおじいちゃんおばあちゃんのお家にいる予定です。
大学での勉強について】
留学先の大学では何を専攻していますか(する予定ですか)?それは何故ですか?

マスコミュニケーションです。私は二回専攻を変更しました。元々スペイン語を専攻していたのですが、それをソーシャルワークに変更し、最後にマスコミュニケーションに落ち着きました。私は話すことや書くことは苦手なのですが、テレビ局に就職できたらいいなと思いながら専攻を選びました。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
一般教養の授業で、シアターの授業を取りました。セメスターの前半は座学だったのですが、後半は生徒みんなで話し合い10分程の劇の台本を作り最後の日に発表するというものでした。アメリカに来た一番最初のセメスターに取ったので生徒がなにを言っているか分からず話し合いに参加できず、授業に行くのが嫌になりました。演技もできなく英語もしゃべれなかった私は劇が始まってすぐに殺される被害者役だったのが不幸中の幸いでした。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
スペイン語の授業です。これはケンタッキー州にいた時に取っていたクラスなのですが、とにかく少人数でクラスメートがみんな暖かくここまで仲の良いクラスはなかなかないのではないかとも思いました。
どんな教授がいましたか?
教授の種類は沢山あって皆に対等に親切な教授や、クラスに進んで参加する生徒を主に重要視する教授など様々です。ですがほとんどの教授はとても面倒見がよく優しいです。皆にクッキーを焼いてきてくれる教授もいました。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか(授業時間、自習時間のそれぞれで)?主にどこで勉強していますか?
授業時間は週に18時間から21時間で、毎日2~3時間を宿題に当てています。部屋では集中できないタイプなので主に図書館で勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?

日本の大学の教育がどういったものか分からないのですが、アメリカの大学の授業は、教授を含めたクラス全体で話し合いを沢山し、教科書からというよりはそこから学ぶことが多いような気がします。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
授業が始まった最初のほうは圧倒されてしまうかもしれませんが、2,3週間も経てば慣れてきます。最悪宿題を提出できなかった日があったとしても教授に訳を説明すれば遅れて提出させてくれる場合が多いし、授業後に分からないことを教授に聞きに行けば優しく教えてくれるので、あまり気を張らずにいた方がいいです。それと常に笑顔でいれば必ず教授か友達が助けてくれます。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。

アメリカの大学に進学するという選択肢があるのならば、迷わずにそちらを選んでください。行く前は不安なことが多くても、留学は必ずあとの人生に影響してくれますし素晴らしい経験になると思います。