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アメリカ大学留学奨学金体験談(ミズーリ州)
リンデンウッド大学(Lindenwood University)
色々な人生観を持つ人と出会い、将来への視野もだいぶ広がった
- 大串 沙希 さん 11期生
- リンデンウッド大学(Lindenwood University / ミズーリ州)
- 2011年1月~
留学の体験談
留学した理由
私は高校卒業後、まず日本の大学に進学しました。しかし自分にはもっと熱心に勉強できる環境があるのではないかと思い、もともと興味のあった幅広い分野を勉強できるリベラルアーツの大学に編入する事にしました。
留学中に苦労したこと
やっぱり授業について行く事です。辞書をひいたりインターネットで調べたり、いつも前の席に座ってデモンストレーションをかじりつく様に観察して特別にノートを作ったり、何回も何回も教授に質問しに行き、分からなくて泣きそうでもとにかく諦めずに粘りました。そうして行くにつれて今では助けてくれる友達も出来、授業をこなすリズムも少しずつ身について来ました。
あとは初めての学期では車が無いとどこへも行けない事や、寮にキッチンが無く自炊が出来ない事に慣れる事が大変でした。今は車を持っている友達もいるし、キッチンもあるのでどちらも解決しましたが、言葉や文化、習慣全てが違う環境に飛び込む事の大変さを体験しました。
留学中の楽しみ
たまの休みははめを外して友達ととにかくめちゃくちゃ楽しんでいます!春休みや週末にロードトリップをしてアメリカの大きさを体験したり、踊りに行ったり映画を観たり。ルームメート達等親しい友達は課題等で苦しい時も一緒なので、そんな支え合える子達と遊ぶ事は格別に楽しいです。
留学して良かったこと
留学をしていて良かったと思う事はしばしばありますが、特に友達は大切な人生の宝物になりました。アフリカ、ヨーロッパ、アジア、南米、中東、、、とにかく世界中に友達が出来ました。友達に限らず、素敵なプロフェッサーやホストファミリー等日本に居続けたら決して出会う事の無かった人と出会って笑って泣いて、そんな時にここまで来てよかったと感じます。色々な人生観を持つ人と出会う事で、将来への視野もだいぶ広がりました。
留学して変化したこと
アメリカにいると日本にいた時よりもずっと自分を素直に表現出来ます。日本にいる時は周囲の視線を気にしがちでしたが、こちらでは授業でも1人1人の個性を尊重してくれるので、自分の感じたままに表現する事に自信を持てる様になりました。日本には日本の素晴らしい協調性の文化がありますが、クリエイティブになる上ではこの年齢にアメリカで学べる事は大変意味のある経験だと感じています。
大学生活
(1)海外での寮生活で困ったことはありましたか?
プライバシーを持てる範囲が非常に少なかった事が1番辛かったです。ルームメイトとシェアしている部屋を一歩出るとパブリックなスペースなので、人のタイプによると思いますが、1人でいる時間も好きな私はリラックスする事がとても難しかったです。また私の大学は寮の規則が厳しい(22時以降のビジターは禁止等)上にキッチンが無かったので、自由があまりないなーと思う事もありました。今は校内の住宅地(家賃等は寮費と同じです)に住んでいるので、どちらも解決しました。
(2)寮生活で良かったことは?
何より友達が近くに住んでいる事だと思います。友達の部屋を訪ねて話込んだりする事は楽しいし、困った時等もすぐに助けてもらいやすいです。寮は教室に近く、ランドリー等も完備されていて便利でした。また規則が厳しい代わりにセキュリティもしっかりしているので、初めての学期に住む事は良かったかな、とも思います。
(3)休日の過ごし方を教えてください。
平日は睡眠不足な事が多いので、とりあえず沢山寝て、買い出し掃除洗濯等平日にためた雑用をこな
しています。 また、ルームメートや友達と映画を見に行ったり、パーティやクラブに行くことも多いです。
遊んだら日曜日の後からは課題や予習に費やす事が多いです。
(4)大学で、勉強以外に取り組んでいることはありますか?
学校内で校内のミュージカル等で使用する衣装を作る仕事をしています。
(5)大串さんはどのようにして友人が出来ましたか?
素直で笑顔でいれば、言葉が思う様に通じなくても挨拶する友達は増えると思います。特に日本人は初
対面の人に話しかけるのを躊躇してしまいがちだと思いますが、'仲良くなりたいな'と思ったら、すぐに声
ける素直さと少しの勇気を持つ事も大事かもしれません。
カフェテリア等で友達と食事をしていると、友達の友達。。。とどんどん挨拶できる友達は出来ます。そこか
ら仲良くなるのはある程度会話する努力が必要かもしれませんが、自然体で誰とでも楽しい時間を過ごす様に心がければ、気の会う友達は見つかると思います。
大学での勉強
(6)今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
一番難しかった授業は、初めての学期に取った'Fundamental sewing'という裁縫の基礎を勉強する授業でした。ほとんどの生徒は裁縫の経験があったため、全く知識の無かった私は専門用語ばかりの授業に毎回ついて行けず、また教授も'分からない事は自力で解決しなさい'というスタンスだったのでとても苦労しました。
(7)お気に入りの授業はありましたか?
'Stage makeup'という授業は、舞台用のメイクを勉強する授業なのですが、ゾンビになったり妖精になったりしてとても楽しい授業でした。また短期の授業もとても充実しているので、私はキャンプの授業を取りました。自然の中でキャンプファイヤーをしたり、というアメリカの大学ならではの授業でとても楽しかったです。
(8)一日どのくらいの勉強時間をとっていますか?主にどこで勉強していますか?
少ない時で2時間、多い時は寝れません。Essay等を書く時はコンピュータールーム、ドレスを縫う時はファッション実習室、デッサン等をする時は自分の部屋でする事が多いです。夜には効率よく勉強出来ない性格なので、1時までには寝て毎朝4時から5時半には起きて課題をしていました。
(9)大串さんは日本の大学も経験していますが、アメリカとの違いを教えてください。
私が日本の大学に通っていた時は、サークル活動やアルバイト等に忙しかったですが、アメリカに来てから、生活の中心は授業になりました。やりたい事と覚悟して来たので続けられていますが、とにかくテストや課題が日本に比べて大変です。
(10)アメリカの授業についていけるか心配されている方へ、大串さんからアドバイス!
授業について行けるかではなく、ついて行くという覚悟があれば、苦労をする事もあると思ますがこなすやり方はいくらでもあると思います。