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アメリカ大学留学奨学金体験談(ウィスコンシン州)
ウィスコンシン大学スペリオル校(University of Wisconsin-Superior)
心のワクワクや、不安の中にある期待を信じてみてください

- 加藤 悠 さん
- ウィスコンシン大学スペリオル校(University of Wisconsin-Superior / ウィスコンシン州)
- 専攻:Public Leadership and Change Making
- 出身校:シュタイナー学園藤野高等学校
- 留学期間:2024年4月~(卒業予定)2028年5月
留学前について
留学前はどんな学生生活を送っていましたか?
異なる文化に興味があったので、高校2年生の時にフィリピンに留学したり、高校に来ていた交換留学生と積極的に交流していました。
なぜ日本の大学ではなくアメリカの大学を選んだのですか?
父の仕事の影響で、長期休み中は海外に行くことが多かったことに加え、高校での留学を経て、海外の大学で学びたいと思ったからです。初めは英語で学べる大学がある国に絞り留学先を探していたのですが、この奨学金プログラムを知り、アメリカの大学に決めました。
なぜ奨学金留学プログラムを利用したのですか?
このプログラムで奨学金を頂けば、学費や生活費が高額なアメリカの大学に進学できると思ったからです。
なぜ、今の大学を選びましたか?
少人数制のリベラルアーツカレッジで、手厚いサポートをメールのやりとりなどで感じられたことが大きな理由です。また、雪の多い気候を体験してみたいと思い選びました。キャンパスの近くの大きな湖や、バスですぐ行ける小さな街があることも決め手でした。
留学前に感じていた不安はどのようなことでしたか?
授業についていけるかや、寮生活が不安でした。
どのように英語学習を進めましたか?また、TOEFLやIELTSのスコアアップに取り組んでいる方にアドバイスがあれば教えてください。
TOEFL対策の塾に通って勉強したり、コツコツ単語帳やリスニング、ライティングの練習をして勉強していました。高校3年生になって少し経ってから留学を決めたこともあり、あまり時間がなかったのですが、特に最後の方は自分の伸ばしたい分野を重点的に勉強していたと思います。私はTOEFLを一度受けただけになってしまったのですが、スコアアップを目指すならIELTSやDuolingoなどの違う試験を受けてみるのもおすすめです。
留学中について
留学先で一番大変だったことは何ですか?
健康な食事を保つことです。普段、大学のカフェテリアやキャンパス内にあるカフェなどで食事をとるのですが、気をつけていないと揚げ物やお肉、とても甘いスイーツ、ピザやハンバーガーなどばかりになってしまいます。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
日々の課題やファイナルプロジェクトを頑張りました。また、英語でのプレゼンテーションも大きな挑戦でした。
留学をする前と現在では、自分の何が変わりましたか?
海外大学留学をとてもハードルが高いものだと思っていたからこそ、頑張れる自分に前よりも自信がついたように感じます。
今振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
日本の食べ物や調味料、日本語の本、普段使っているお気に入りのものなど、アメリカでは手に入りにくいものを念入りに準備しておけばよかったと思います。
留学で得たことは、今後の人生・キャリアにどのように生かせると思いますか?
多様な背景を持つ人々との出会いで得られるグローバルな視点は、これから様々な場面で活かせるのではないかと思います。
留学をしてよかったと思いますか?
思います。国際的な仲間と学びながら成長していける環境にとても感謝しています。
大学生活について
大学のサポート体制はどうでしたか?
新入生向けのインターナショナルオリエンテーションと全体オリエンテーションが1週間ほどかけて行われるなど、手厚いサポートを感じました。スタッフや教授もとても親切で、相談しやすい環境です。
寮生活で良かったことは何ですか?
友達といつでも会えることや、教室やジム、カフェテリアなどへのアクセスがいいことです。
寮生活で困ったことはありましたか?
隣人の夜中の騒音や、水まわりが綺麗ではないことなどです。
休日は何をして過ごしていますか?
授業の忙しさにもよりますが、友達とスケート、イルミネーション、映画、ショッピングに出かけたり、寮で料理をしたりして過ごしています。大抵何かしら課題が出ているので、友達との食事や映画を観る合間に課題をすることが多いです。
大学で、勉強以外に取り組んでいることがあれば教えてください。
他国のお祭りイベントを企画・開催するクラブにはいって活動しています。
どのようにして友人ができましたか?
オリエンテーションや、クラス、学内のイベントなどでコミュニティーが広がっていきました。
周囲の学生にはどんな人がいましたか?
アフリカやアジア、ヨーロッパ各国からの留学生がいます。フレンドリーで楽しい人たちばかりです。現地生は近隣州から来ている人が多い印象です。
アメリカという国や、滞在されている州や都市について感じたことを教えてください。
ウィスコンシン州は冬が非常に寒く、雪も多いです。自然豊かで空気が綺麗なところと、都会ではないけれどショッピングに行くこともできる規模の町なのが良いと思います。
夏休みなどの長期休暇期間は何をしましたか?
冬休みは自分でホストを探してファームステイをしました。たくさんの動物とホストファミリーといい時間を過ごすことができ、とてもいい経験になりました。
大学での勉強について
留学先の大学では何を専攻していますか?それは何故ですか?
Public Leadership and Change Makingを専攻しています。興味がある分野だったことと、聞いたことのない珍しいメジャーだったので勉強してみたいと思い選びました。今後、ビジネスを副専攻にするか検討しています。
今までの授業で一番大変だった内容・科目は何ですか?
Introduction to changemakingという授業は初めて英語でプレゼンテーションやスピーチを複数回しなければならず、一人でリサーチからスライド作成、プレゼンまでをこなさなければならなかったので大変でした。
お気に入りの授業があれば理由も含めて教えてください。
大変だった授業と同じ授業がお気に入りでした。新しいことやクラスメイトの意見などを知ることができ、計画の立て方や問題の分析、行動の仕方を実践しながら学ぶことができよかったです。
どんな教授がいましたか?
授業の時におやつを配ったり、廊下ですれ違うと必ず挨拶をしてくれるフレンドリーな教授が多いです。授業後やオフィスアワーで質問すると親切に教えてくれます。
一日どのくらいの勉強時間を取っていますか?主にどこで勉強していますか?
大体1日3クラス取っています。自習時間は時期によりますが3~4時間ほどです。図書館や寮の共有スペース、教室がある建物の自習スペースで勉強しています。
アメリカの大学で学んでみて、日本の教育と違う点は何だと思いますか?
生徒と教授の距離が近く、授業中に気軽に発言できる点です。教授や生徒同士のデスカッションを交えながら進行していく授業も多い印象です。また、アメリカの大学では専攻や副専攻、その数などの自由度が高く、興味の変化によって専攻や副専攻を変えたり、増やしたりすることができるのも魅力だと思います。
アメリカの大学授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いです。アドバイスがあれば教えてください。
私自身、そのような不安が大きかったのですが、来てしまえば頑張れる環境が整っているのでそれほど心配しなくて大丈夫です。様々な大学のリソースや教授のサポート体制が揃っているし、クラスメイトと協力しながら勉強を進めていけます。教授やクラスによって難易度も変わってくるので、周りの友達に教授やクラスの評判を聞いたり、アカデミックアドバイザーと相談しながら、どのクラスをいつ取るのか決めることができます。毎回授業に出てわからないことをその都度明確にして質問したり、課題をきちんと提出するなど、基本的なことをコツコツ続けることが大切だと思います。
最後に
アメリカの大学に進学するかどうか悩んでいる方に向けて、アドバイスをお願いします。

大きな決断をすることの不安は大きいと思いますが、一歩踏み出してみると世界が大きく広がっていくと思います。アメリカ大学に興味がある理由が何であっても、心のワクワクや、不安の中にある期待を信じてみてください。大学の授業の中だけでなく、日々の生活の中にも多くの学びがあり、成長できる環境で挑戦できることは感謝するべき価値ある機会です。そこでしか得られない新しい出会いや、困難、喜びを沢山経験できるはずです。皆さんが1歩踏み出し素敵な留学生活を送れますように!