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アメリカ大学留学奨学金体験談(ノースカロライナ州)
マーズヒル大学(Mars Hill University)
勉強するならアメリカ!でも何を学ぶ?留学の目的は?
- 増永 あき さん 6期生
- マーズヒル大学(Mars Hill University / ノースカロライナ州)
- 2007年8月入学
実は、高校在学中からずっと"勉強するならアメリカ"と心に決めていました。交換留学生としてミネソタの高校で1年間を過ごした時、授業がとても楽 しかったのです。特に、歴史と地理の先生が魅力的で話がおもしろく、先生と生徒の対話で成り立つ授業にワクワクしました。言葉の壁があったにせよ、そこで 学んだことのほうが今も頭に残っているくらい。
しかし、両親は「じゃあ、何を勉強したいの?」。若い頃、父も母もアメリカで暮らした経験があり、姉も高校の時に交換留学生。加えて、ホストファミ リーとしてさまざまな国の留学生を迎えてきただけに、外国で暮らすことや留学生の実状もよく知っています。だからこそ、留学の目的意識については厳しく問 いかけてきました。
私は何を勉強したいのだろう?自問自答するなか、なにげなく高校の英語の教科書をめくった時に飛び込んできたのが、マングローブの森が消滅していく 話でした。エビの養殖のために森を切り開いた結果なのですが、そのエビは日本に輸出するためのもの。悲しい連鎖に心が痛むと同時に、ピンとくるものが!そ ういえば、以前からこのような環境問題に関する記事や本にはなぜか目が行くし、気になってしまう。「これが私の学びたいことだ!」。留学の目的はしっかり と定まりました。
渡米直後、意外にもホームシック、自分が"大人"にならなくては
当然のことですが、留学にはお金がかかります。ですから、自分の学びたいことが学べて、しかも奨学金がもらえるのは大きな魅力。私が「アメリカ大学 奨学金プログラム」を選んだのも、そこに理由があります。ミネソタにもう一度戻りたい気持ちもありましたが、違う場所に行くことも価値ある経験と思い、オ ファーのあった9校の中からあえて南の州を選びました。
高校での留学経験があったおかげで、言葉の問題はそれほどなかったのですが、渡米直後、意外にもホームシックになってしまいました。高校の時にはま るっきり平気だったのに。これには自分でも驚きました。ルームメイトのいる寮生活でしたが、彼女にも彼女の生活があります。帰宅して部屋にひとりぼっちの 時には淋しさが募りました。考えてみれば、高校の時はホームステイで、必ず周りにはホストファミリーがいました。相談できる"大人"がそばにいたのです。 でも、今回は違う。すべて自分で考えて行動しなくてはなりません。それが心細くてホームシックになったのでしょう。約3ヵ月余り、そんな状態が続きました が、次第に克服。自分で考えて行動することが少しずつ身についていった気がします。
柔軟性に富んだアメリカの大学で、今、"学ぶ楽しさ"を満喫!
大学生活にも慣れた今、"学ぶ楽しさ"をおもいっきり味わっています!環境学に興味を持ち、大学選びでも環境学の分野が充実したところを選んだわけ ですが、実際に学びはじめると、それに関連した生物学や生態学、水中生物学などにも関心を抱き、興味の幅はどんどん広がっています。「あれも学びたい!こ れも勉強したい!」。その思いは止まる所を知りません。
留学前は環境学を専攻(major)にしようと考えていましたが、現在は生物学を専攻に、環境学を副専攻(minor)にするか、あるいはその2つ をダブルメジャー(double major)にするか、あれこれ思案中です。日本の大学の場合、一般的に、専攻を決めたらそのまま進まなければなりませんが、アメリカの場合、副専攻やダ ブルメジャーを取るという方法もあれば、途中で専攻分野を変えることもできます。柔軟性に富んだ、融通のきくしくみなので、"今、やりたいこと"に素直に 従い、好きなことを学び、没頭する毎日。今後、どんな方向に進んでいくのか、自分でもまだわかりませんが、興味のあることを学んでいけば、道は自然と拓け ていくと信じています。どんな未来が待っているのか、自分自身も楽しみです。