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インド留学の弱点
以上の通り、インド留学には様々な特徴がありますが、海外留学プランの検討をよりしっかり進めていただくために、インド留学の弱点とも言える特徴も見ていきましょう。
カルチャーショックが激しい
インドの文化は日本の文化と大きく異なります。異世界に来てしまったと感じる人も少なくありません。もちろんその文化の違いがインド留学の最大の強みでもありますが、刺激が強いことは留学前から認識しておきましょう。
衛生面が不安
フィリピン留学と同様に、インド留学をする人の多くが、少なくとも1度、ひどい人はインド留学中ずっと下痢をします。実際には必ずしも衛生面のせいではなく、食材が異なるために慣れない食事を食べてお腹を壊す人も多いのですが、インドの現地レストランの中には不衛生なレストランもあったり、日本ほどインフラが整っているわけではないため、水道水を口に含んでお腹を壊す人も多いです。飲料水としてはミネラルウォーターを購入し、購入の際にはボトルの口が開けられた形跡がないか確認し、歯磨きのときなどでも水道水を利用するのは避けましょう。
街が臭い
インドでは都市やエリアにもよりますが、牛が道路を歩き回っていたり、野良犬がふらふらしていたりします。インド人の文化としてゴミをゴミ箱に捨てるという習慣に乏しいため、街にはゴミが散乱していることも少なくありません。利用者の多いバス停の脇はインド人男性が自由に放尿していることもあります。一部のエリアに限られますが、臭い場所もあることは認識しておきましょう。
街がうるさい
車のクラクションの利用が厳しく制限されている日本と異なり、インドでは当たり前のようにクラクションを鳴らしています。通勤時間帯などで交通量の多い道路ほど、道路がやかましいです。
日本ほど治安は良くない
インドに関しても、欧米や東南アジア同様に、治安は日本ほど良くありません。アメリカやフィリピンなどの銃社会ではないですし、人口密度が高く多くの人の目が光っているため、身の危険を感じる場面はほとんどありませんが、詐欺などお金を狙われる犯罪が多くなっています。中には巧妙な詐欺をする人もいますので、有名な観光地に行く際には特に注意しましょう。また、夜に外を出歩くことは避けましょう。声をかけてくるインド人のほとんどは、単に興味があって声をかけてくるだけですが、もしかしたら悪い人である可能性もなくはありません。知らない人を気軽に信じるのはやめましょう。街の移動も、できれば男数人を含めたグループで移動する方が無難です。
インフラが未整備
インドのインフラは着実に改善しつつありますが、まだまだ改善の余地は大きいです。都市や地域によっては、停電や断水が頻発していることもありますし、きれいな水道水が出てこないこともあります。インターネットはWIFIが主流ですが、日本のWIFIほどのスピードは出ません。日本と同じような快適さは望めないと考えた方がよいでしょう。
実質英語公用語国だがネイティブ国ではない
インドでは英語が広く使われていますが、英語が第一言語というわけではありません。インドの中流~上流階級の人たちの英語力は全般に極めて高いですが、インド国民の大部分は満足な教育を受けておらず、片言の英語しか使えない人たちが多数派です。インド留学中に旅行をするときなどは、英語ができる人を粘り強く探したり、ヒンディ語でコミュニケーションを取るといったケースも出てくるかもしれません。
暑い
インドの面積は日本の約8.7倍ですので、インドの中でも地域により気候も様々です。ただ、全体としては年中真夏のような気温であり、エリアや時期にもよりますが基本的には年中暑いものと考えておきましょう。夏の6~9月がモンスーンの雨季、11~2月のあたりは乾季となっているエリアが多いです。また、1日の中でも夜や朝方は案外寒くなることもありますので、暑いからといって半袖だけ準備して留学することは避けた方がいいでしょう。
インド人は時間にルーズ
インドでは、全体として時間がゆったりと流れていると言われることがあります。日本人のような時間にうるさい国民から見れば、インド人は時間にルーズだと思えることも多々あります。バスや電車が時間通りに出発しないことも当たり前ですし、10時開店のショッピングモールであっても、その中のお店は11~12時頃から開店することも多いです。何かと日本より時間がかかることも多いので、何か待たされることがあっても、心を落ち着かせる練習と考えて気長に待ちましょう。
大都市:通勤時間の交通渋滞は激しい
インドの語学学校に通う分には、交通渋滞で困るケースはそれほど多くないと思われますが、大通りの通勤時間帯の交通渋滞は、大都市においてはかなり激しい渋滞となることがあります。道路整備もいい加減ですので、歩行者が道路を横切るための信号や歩道はほとんどありません。大都市の大気汚染はフィリピンでの大気汚染と似た酷さですので、大都市の語学学校を選び、大通りをリクシャー等で移動する場合には、マスクを携帯した方がよいでしょう。
インド人は日本人をじろじろ見る
インド人は、概して非常に好奇心の強い人たちですので、何かあればすぐに興味津々で質問してきますし、街中で誰かが喧嘩を始めたかと思うと、何十人という男が首を突っ込んで喧嘩の調停を始めたりします。日本人は見た目や服装がインド人と異なることが多いため、じろじろと見られる場面に出くわすことも多々あります。ただし、じろじろ見られるだけで、インド人には悪気はありませんので、見られることに早く慣れるようにしましょう。
マンツーマン授業ではなくグループ授業
インド留学は、欧米型語学留学スタイルを採っていますので、フィリピン留学のようなマンツーマン授業が組み込まれた教育スタイルではなく、通常はグループ授業のみによる教育スタイルです。恥ずかしくてグループ授業ではどうしても英語を話せないというような人は、インド留学のような欧米型スタイルではなく、マンツーマン授業が中心のフィリピン留学をするしかないでしょう。
インドの買い物やリクシャー利用は交渉制が基本
インドでは、伝統的に買い物の際には店員との交渉の末に金額が決まります。また、リクシャーの利用に際しても、乗る前に交渉によって金額を決めた上で利用することが基本です。日本では交渉力を鍛える場面に乏しいため、交渉力をアップさせる良い機会と思って、頑張って値切ってみましょう。インド人は最初に通常価格の倍くらいの金額をふっかけて来ることが多いので、最初に提示された半額を目指して値切って行くと、それほど損をすることはないでしょう。また、近代的なショッピングセンターなどでの買い物は、交渉制でないこともありますので、交渉が面倒で避けたい人は交渉が不要なお店を探して利用するのも1つの方法です。リクシャーやタクシーの利用に関しても、実際にはメーターが使える場合が多いので、メーターを利用してもらえるようお願いするとよいでしょう。