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アメリカ大学編入学の流れ

なぜ編入したいのかを考える

なぜ編入したいのか

まず、編入学という制度に興味を持ったら、なぜ編入したいのか、編入する必要があるのか、今の大学ではなぜダメなのか、よく考えましょう。今学んでいる大学に不満があったとしても、編入先の大学でそれが解消されるとは限りません。隣の芝が青く見える、ということはよくあります。特に私立の名門大学に編入するには相当な労力が必要です。貴重な大学生活を犠牲にしてでも編入準備に時間をかけるだけの価値があるのか、よく考えましょう。

特に、当奨学金留学プログラムでは莫大な奨学金が支給されていますから、奨学金留学プログラム外の大学に編入すると、同水準の大学に編入する場合でも費用が倍程度に跳ね上がりますので、莫大な奨学金を手放してでも編入すべきなのか、よく検討すべきでしょう。ほとんどの参加者は、プログラム内の別の大学に編入することで、編入先でも奨学金をもらっています。

気になる大学の編入関連情報をチェック

大学ウェブサイトを確認

各大学ウェブサイトに掲載されている、編入学関連の情報をチェックしましょう。留学生の場合は、「Transfer Admission」といったような編入学向けのページと、「International Admission」といったような留学生向けのページを両方確認するべきケースが多いです。これらページに、編入学の際の出願書類情報や、出願期日などが記載されています。

特に、名門大学への編入の際に確認するべきなのは、Common Data Setというものです。Common Data Setには各大学の基本情報が網羅的に記載されており、編入学に関する基本データ(出願者数、合格者数、編入可能な学期、出願期日、必要な最低GPAなど)がまとめられています。全ての大学ではありませんが、大半の名門大学がCommon Data Setを公表しており、大変参考になります。基本的にはGoogle検索で「大学名+Common Data Set」などと検索すると出てきます。

アメリカ大学 編入制度

各大学ウェブサイトの中でも、もっとも詳細な情報が記載されていることが多いのは、各大学のカタログ(Catalog)です。カタログには、各大学に関する詳細情報が数百あるいは数千ページにまとめられています。編入制度を含めた各大学に関する詳細な情報を確認することができますので、ぜひ確認しておきましょう。

費用が支払えないと大学に通いようがありませんので、各大学の費用見積もりもチェックしましょう。各大学公式サイトの中で「Cost of attendance」や「Tuition fees」などと検索すると見つかることが多いです。1年次入学の場合と編入学の場合とでは、年間の費用はほぼ全く同じです。

提出書類などの出願条件を確認

名門大学への編入学出願の際に提出が求められる書類を解説します。

申込書(Application Form)

申込書には主に、大学専用の申込書とCommon Applicationによる申込書の2パターンがあります。大学専用の申込書は、大学が個別に作成し、要求している申込書です。

Common Applicationは、アメリカの名門大学が共通して要求している申込書です。Common Applicationは、同じ申込書を複数の大学に提出する際には大変便利ではありますが、そもそもの記載事項が膨大なため、準備は大変です。特に、申込書とは言えエッセイや推薦状がCommon Applicationに組み込まれており、出願先の大学毎にエッセイを書く必要もありますので、準備には相当な時間がかかることを心しておく必要があります。

また、カリフォルニア大学などは、大学システム全体で利用する申込書の提出を要求しています。

エッセイ(Essay/Writing Supplement)
申込書

エッセイは、Common Applicationの中で要求されていることがほとんどです。州立の名門大学ではエッセイを要求しない大学が大半ですが、私立の名門大学のほとんどはエッセイを要求しており、重要度も高いです。エッセイでは基本的に、自分のユニークさをアピールするプレゼン力が重要となります。一方で、嘘は書かない誠実さも重要となります。エッセイには、今の大学が嫌だから編入するというよりも、編入先の大学でこんなことがしたい、といったポジティブな内容を書きましょう。

スクールリポート

スクールリポートは、出願しようとしている学生が、在籍している大学(あるいは卒業した高校)で良好な態度や費用の支払い状況等を維持しているかを確認するための書類です。在籍している大学の学部長や教授などに作成してもらいます。

中間試験リポート(Mid-Term Report)

中間試験リポートとは、成績証明書にすぐには反映されない直近の中間試験の結果を確認するためのリポートです。名門大学の多くも中間試験リポートまでは要求していませんが、名門中の名門大学のほとんどは中間試験リポートを要求し、直前の学業状況もシビアにチェックしています。

成績証明書(Transcript)
成績証明書

提出書類の中でも、もっとも重視されるのが成績証明書です。完璧な成績を修められるように、日頃の勉強をがんばりましょう。州立の名門大学では成績証明書のGPAでざっくりと合否の判断が下されるケースが多いですが、私立の名門大学ではGPA以外にも細かくチェックされますので、簡単な授業ばかりとっているようでは評価ダウンとなるでしょう。

推薦状(Recommendation Letter/Reference)

州立の名門大学では推薦状の提出が不要というケースがほとんどですが、私立の名門大学では通常大学の先生2人から書いてもらうことを要求しています。できる限り具体的な具体例をもって推薦してもらえるように、日頃から熱心に学びましょう。

TOEFL / IELTSスコア

私立の名門大学ではTOEFL iBT100点以上、州立の名門大学ではTOEFL iBT80点以上が最低ラインです。英語スコアは基本的に足切り点に過ぎませんので、スコアの多少が合否判定に影響を与えることは少ないですが、私立の名門大学ではその他の判定材料で他の学生と拮抗している場合に、英語スコアが最終的な合否を分ける可能性があります。できるだけ高いスコアを取得しておくに越したことはないでしょう。

SAT/ACT
試験

SATACTは、アメリカ版のセンター試験とでも呼べるものです。日本のセンター試験と異なり、年に何回も受けるタイミングがあります。基本的な問題が多いため、対策すればスコアを大きく伸ばすことも可能です。日本人の場合は数学で満点近くを取り、リーディングとライティングでは可能な限りの高スコアを取る、といった対策が基本的です。特に数学とリーディングがもっとも重視され、ライティングのスコアは不要とする名門大学も多いです。SATの中でもより専門的な学力を問う科目テストのスコアは、ハーバード大学などごく一部の名門大学しか要求していません。アメリカの大学では、大学での学業成績が重視されますので、SATやACTのスコアは1年次入学の場合ほど重視されていません。SATやACTは元々ネイティブ向けの試験ですので、州立の名門大学は要求していませんが、超名門私立大学は留学生にもSAT/ACTのスコアを要求しています。

インタビュー

編入学の場合、インタビューはほぼ全ての名門大学も要求していません。ごく数大学はインタビューの実施を強く推奨していたり、希望者にのみ実施していたりします。もしインタビューを受ける場合は、事前にしっかり練習しておきましょう。

在籍している大学で実績を出す

在籍している大学で完璧な成績を取るようにしましょう。州立名門大学であれば成績がほぼ全てですので、良い成績を取ることに集中しましょう。私立の名門大学を目指す場合は、完璧な成績だけでは不十分ですので、提出するあらゆる書類で差をつけられるように、授業では積極的に参加し、課外活動でも実績を出し、英語などの高いスコアを取得するようにしましょう。

キャンパス訪問する

キャンパス

アメリカの大学に在籍しているのであれば、気になる大学にキャンパス訪問してみるのもよいでしょう。キャンパス訪問だけで大学の全てがわかるわけではありませんが、編入後の生活をイメージしやすくなります。

書類準備

出願期限に余裕を持って間に合うように、出願書類の準備を進めましょう。余裕を持って出願する分には安心ですが、間に合わなくなっては合否以前の問題です。

書類提出・出願料支払い

期日までに書類を提出し、出願料も支払いましょう。出願料はほとんどの大学で$100以下ですし、無料の出願料も少なくありません。

合格

しばらくして、合否の連絡が来ます。合格おめでとうございます!大学からビザ申請に必要なI-20や、その他書類が届きますので、中身をよく確認し、合格後の準備を進めていきましょう。

単位移行の交渉

単位移行

単位の移行については入学後に交渉することになる大学がほとんどですが、親切な大学の場合は合格後に始めることも可能です。単位移行が完了しないと、入学後の履修単位が決められないからです。アメリカの大学からアメリカの大学に単位を移行する場合は、それほど手間もかからず移行できるケースがほとんどです。

授業登録

単位移行が終わり、アカデミックアドバイザーとのカウンセリングを受けて、編入して最初の学期に履修する授業を登録します。できる限り効率のよい単位履修をするためにも、授業登録はできる限り早く完了するのがよいでしょう。

SEVISの移行

留学生が転校する際には、ビザ取得の際に取得したSEVIS番号を、今の大学から編入先に移行する必要があります。これをしないとSEVIS申請費用が改めて発生してしまうため、編入先大学からの指示がなければ、自ら問い合わせてみましょう。

編入

晴れて編入して最初の学期が始まります。編入生向けのオリエンテーションを実施する大学が多いため、参加の際には積極的に新しい学友を見つけていきましょう。

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